この旅は令和五年六月のことでした。
三月にも高知県を旅したのにまた高知県に入るのは何故か、というと、このtき、勤めていた職場をやめて職場を変え、引っ越しもする事情があり、有給休暇をたくさん消化することになって、何日も連続して休みが取れたので、「こういうときこそ遠い札所へ行かなくては」と思ったからです。
東日本に住んでいれば四国そのものが遠いわけで、何県であろうと関係なく遠いようにも思えますが、徳島県は明石海峡大橋や鳴門海峡大橋のある関係で、大阪・神戸方面から高速バスで行くこともできますし、東京から夜行バスで行くこともできます(コロナ流行の関係か本数が少なくなりましたが)。また、香川県でしたら新幹線で岡山まで行って瀬戸大橋を渡って行くことができます。これら二県は愛媛県や高知県に比べれば、まだ近いほうと言えるでしょう(基本的に私は飛行機を使わないので)。
愛媛県南西部や高知県西部とか、室戸岬のような高知県東部は、けっこう遠く感じるところですし、一泊以上の旅出ないと無理です。香川県や徳島県の平野部であれば、夜行バスや新幹線利用で、日帰りの旅も可能(かなり強行スケジュールになりますが)です。けれども愛媛県や高知県は、そうはいきません。特に愛媛県の愛南町や高知県の宿毛市、土佐清水市、四万十市、四万十町、室戸市などは、どうしても泊りがけになってしまいますし、余裕を持たせるなら二泊以上の旅出ないと、と考えます(たとえレンタカー利用であっても)。
だからこそ、有給休暇が連続してとれるようなチャンスに、愛媛県南西部や高知県に行きたいと思って旅立ったわけです。
極端なことをいえば、香川県の坂出市や高松市あたりの札所ならば、たった一日の休みでも、行こうと思えば行けます(台風や地震があったて交通機関が通常通りでなくなった場合は除く)。
また、先達研修会でも徳島市や丸亀市が会場になることがありますから研修に参加したついでに周辺の札所へ行くことも不可能ではありません。
観自在寺や延光寺はそういうわけにはいきませんので、連休が取れたチャンスを活用するしかありません。
二泊以上の旅となると、愛媛県南西部や高知県西部に行けるので、観自在寺に行って延光寺に行って、足摺岬の金剛福寺にも行ってという行程が可能で、しかも余裕を持てるのです。
転職して忙しくなったりしたら旅には出られなくなりますし、転職したばかりでは有休もとれません。だからこそ今のうちに、という思いもありました。
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