四国霊場第三十二番札所の禅師峰寺から第三十三番札所の雪蹊寺へクルマで行くには、湾の入り口にかかる浦戸大橋を渡らなくてはなりません。
この橋を渡らなかったら、湾の北側、高知市街の方へ行って、回り込むようにして行かなくてはなりません。たいへん遠回りになります。
逆にいうと、桂浜や長浜の方へ行くのに近いので、浦戸大橋は便利な橋だと言えます。
橋の下を船が通るので、橋自体はかなりの高さがあります。禅師峰寺側から行くと、背面に近い低地からぐっと坂を上がって行きます。クルマの運転をしながらよそ見をするわけにはいかないのですが、かなり高いところを通っているのだと分かります。タクシーに乗って渡ったこともありますが、その場合は車窓から海の方を見ました。高所恐怖症の者ならば「うわー!」となってしまうほどの高さです。
渡って、橋の西側の出ると、信号があります。桂浜へ行くには左折しなくてはなりません。この信号のある所は海面に近い高さではなくて、丘状の地形の、高い地点ですから、橋の中央からぐっと坂を下る形ではなくて、ほぼ同じような高さで、左折してからカーブがあって徐々に坂を下って行き、桂浜の駐車場や漁師町の方へ向かうのです。
高知県を代表する観光地だけに、桂浜の駐車場は広く、入口に料金所があるのですが、そこから先が相当広々しているのです。
これならどれだけ観光客が来ても大丈夫と思えるほど。
しかし、このときは五時過ぎていてもまだまだ観光客が多く残っていて、私は大駐車場の奥の方にクルマを停めました。
そこから砂浜の方へ歩いて行きます。
案内板に従って進むと、やがて、坂本龍馬像の後ろ(前ではなく)に出ます。
観光ガイドの本やパンフレットとか、テレビや何かの映像などでよく桂浜の坂本龍馬像が紹介されるので、おなじみだと思いますが、この龍馬像は海の方を向いています。したがって、駐車場から向かった場合は、像の背後から近づくことになるのです。
にほんブログ村