箸蔵寺の修行大師(弘法大師)像 | 石川鏡介の旅ブログ

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四国霊場会公認先達(権中先達)&秩父観音札所連合会公認先達です。四国霊場を中心に、古寺名刹、神社、城跡、名所旧跡。さまざまな旅の思い出を綴ります。

 徳島県三好市池田町にある箸蔵寺は真言宗の寺院です。四国別格二十霊場のガイドブック『四国別格二十霊場ガイド』(朱鷺書房)に真言宗御室派と書かれていますが、「箸蔵山境内案内図」には別格本山であると書かれています。

 お寺の規模でいうと大本山そのものであるといっても違和感も不思議さもないほどで、べつに、単立となっても、「真言宗こんぴら派」だの「真言宗箸蔵派」と名乗ったとしてもおかしくない程のものです。

 ですから、別格本山といわれれべ「なるほど」と頷けます。

 徳島県内の四国八十八箇所霊場札所は一番の霊山寺から二十三番の薬王寺までと、第六十六番の雲辺寺の計二十四か寺ありまして、別格霊場では一番の大山寺から四番の鯖大師本坊までと、この箸蔵寺までの、計五か寺あります。それらどの寺院と比べても負けず劣らず、という印象です。

 御室派というのの京都府京都市にある仁和寺を本山とする真言宗の一派です。

 四国八十八箇所の中の真言宗寺院の中には、開山が弘法大師ではないところもありますが、ここ箸蔵寺の開山は弘法大師です。

 以前、別の寺院の記事でも触れましたが、真言宗寺院のほとんどに弘法大師像があります。その中の多くが「修行大師像」と呼ばれるものです。

 箸蔵寺にも、当然のように修行大師像があります。

 鐘楼堂が境内全体のうち東側にあるのですが、その前で東向きだった石段が向きを変え北向きになります。その北側へ向かう石段の中腹ほどの地点の東側に薬師堂があるのですが(つまり鐘楼堂の上)、薬師堂のすぐ横(石段側)に修行大師像がたっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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