一応、私も四国霊場会公認先達なので、一宮寺参詣の際も、根香寺参詣の際も、作法通りにお参りしています。
先達に推薦され、霊場会から先達として認められ、先達になる際には「先達心得」もいただいているので、先達なのに作法を知らない、なんてことは有り得ない、と思いますが。
ただ、どういう順番で巡るかは、先達であるかないかを問わず、自由です。一番札所から順番に巡るのが王道パターンですが、昔から、四国以外の人が四国にわたる際、宇多津や丸亀で上陸すればそこから近い札所で始め、今治や松山で上陸すればそこから近い札所で始め、八幡浜から上陸すれば四十三番で始めるとか四十四番から始めるなどということが行われていました。
私のように、参詣回数にややバラつきがあれば調整して同じ回数にそろえようとするのもよくある話です。
第八十二番札所・根香寺にお参りした後は、もと来た道を戻って山を下り、別格の香西寺の近くを進んで南に進んでJR予讃線の線路に沿う形でクルマを走らせました。
途中、カーナビの指示通りに左折するはず(左折して踏切を超える)がタイミングを間違えて直進してしまい、沿道のコンビニに立ち寄って買い物をしてから引き返してカーナビの指示通りのところで曲がる、ということもありました。
根香寺の後で目指したのが第八十五番札所の八栗寺で、高松駅近くの市街地を避けて進んだので、一宮寺からそう遠くないところを通ったのです。だったら、朝七時に一宮寺へ行かずにクルマで根香寺・一宮寺・八栗寺というコースをとっても良かったのでは、と思えますが、レンタカー営業所の始業時間は八時から。札所の納経所の開始時刻は七時からですので、七時から八時までの間に札所へ行って時間の無駄をなくしたかったのです。
実際、一宮寺へ立ち寄った場合よりもよっぽど早く八栗寺に到着したわけです。
八栗寺のケーブルカーを利用せず、寺の東側の道から登って、本坊のすぐ近くの、車止めのあるあたりでクルマを停めて境内に向かいました。
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