先達グループ、「せりわり禅定」へ | 石川鏡介の旅ブログ

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四国霊場会公認先達(権中先達)&秩父観音札所連合会公認先達です。四国霊場を中心に、古寺名刹、神社、城跡、名所旧跡。さまざまな旅の思い出を綴ります。

 四国霊場第四十五番札所の岩屋寺の本堂や大師堂でおつとめをしたり、「遍照閣」で法話を聴いたりした後、先達グループは岩屋寺の奥の院である「せりわり禅定」の行場の白山権現の祠へのお参りに向かいました。

 本堂の背後にもすさまじい岩壁があって、それこそ仙人が棲むようなところだという印象を持ちますが、大師堂より奥の三門を超えて山の斜面を登った先の「せりわり禅定」の行場は、俗人を寄せ付けないような厳しい岩峰が遍路の行く手に立ちふさがるような所で、四国八十八か所の厳しい信仰と修行の原形のような、原風景のような場所です。

 これは、四国霊場を訪れる人には「ぜひ一度は見ていただきたい」といえる場所ですが、危険な場所でもあるので、安易な気持ちで近づいてほしくない場所ともいえ、注意が必要です。

 そのような場所なので、あらかじめお寺側に許可を取って、入り口のカギをいただいてから向かわなくてはならないのです。

 岩場を登っていくので、慎重さと大胆さを併せ持って、かつそれ相応の体力がないと危険です。

 さらにいうならば、雨の日や雪の日、風の強い日は転倒、滑落の危険度が増します。いや、増すという程度ではなく大変危険な状態になります。

 実際、過去には転落して死亡した人がいる、という事実もあるくらいです。

 奥の院は、基本的に、参拝者があまり訪れない場所ですから、そのようなひと気がないところでもし大けがなんかしたら大変です。誰が助けるのでしょう。また、負傷者をどうやって安全な場所に運ぶのでしょう?

 救急車で運ばねばならないような大けがであれば、どうやって山を下りるのか。どうやって一般道まで運ぶのか。

 それを考えたら、怪我無いようにじゅうぶん注意しなくてはなりません。

 

 

 

 

 

 

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