四国霊場・岩屋寺の本堂と大師堂でおつとめをする | 石川鏡介の旅ブログ

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四国霊場会公認先達(権中先達)&秩父観音札所連合会公認先達です。四国霊場を中心に、古寺名刹、神社、城跡、名所旧跡。さまざまな旅の思い出を綴ります。

 四国霊場第四十五番札所・岩屋寺は、私の感覚では四国霊場の象徴的な場所です。

 まさに「霊場」と呼ぶにふさわしい場所です。

 欧米風にいうと「スピリチュアルスポット」であり、神秘的な場所。ご利益、霊験が得られるとされる場所。古来より多くの行者が修行した神聖な場所、ということです。

 四国霊場には町の中の札所もありますが、岩屋寺のような人界から隔絶されたような深い山の中にある場所は「四国霊場」のイメージそのものと言っていいです。

 岩屋寺は四国霊場中、屈指の、山深いところにありますが、ただそれだけでなく、中国の水墨画に出てきそうな岩峰があり、岩肌むき出しの山々と、その下のお堂や納経所などを見ていますと、身の引き締まる思いになります。

 岩峰を見るだけでも、「霊場」のイメージそのものだと思うのですが、穴禅定があったり、湧き水があったりすると、なおさら、「霊場」らしさを感じます。

 その身の引き締まる思いで本堂や大師堂に行き、先達としての作法通りにお参りしました。

 先達となって初めての岩屋寺参詣です。身の引き締まる思いはそれまで以上でした。

 おつとめの作法にしたがってお経や真言を唱え、周囲の景色を見ると気持ちが晴れ晴れとします。長い参道を歩いて疲れ、汗をたっぷりかいたのも忘れそうなくらい、爽快な気分になれます。

 

 

 

 

 

 

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