四国霊場第四十七番札所・八坂寺の名物は、閻魔の絵と閻魔による極楽浄土への通行手形と、「地獄の途」等といえるでしょう。看板にある閻魔大王の絵がとても印象的です。八坂寺の本尊が阿弥陀如来で、お寺の境内には極楽や地獄を示すものがある。地獄をおそれ、天界や極楽浄土へ行くことを望むように人々に思わせ、閻魔大王をおそれさせるとともに「嘘をついてはいけない」「人を傷つけてはいけない」「だましてはいけない」「殺してはいけない」等の戒めを人々に教え、阿弥陀如来の慈悲を渇望させる。典型的な、仏教の教えのすがたを感じさせます。