四国霊場・西林寺(過去のブログ記事より) | 石川鏡介の旅ブログ

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四国霊場会公認先達(権中先達)&秩父観音札所連合会公認先達です。四国霊場を中心に、古寺名刹、神社、城跡、名所旧跡。さまざまな旅の思い出を綴ります。

 

 四国別格霊場の文殊院へ参詣した後、八十八ヵ所の第四十八番の西林寺へ行きました。

 浄瑠璃寺・八坂寺から文殊院へ向かって行った道をそのまま北へ向かい、しばらく進んでから右折し、またしばらく進んでから左折します。そしてまっすぐ行き、川を渡り自動車道の下をくぐって行くと西林寺の門前に出ます(お寺は道路の東側)。

 所在地は松山市高井町の一〇〇七番地。宗派は真言宗豊山派で、本尊は十一面観世音菩薩です。天平十三年(西暦七四一年)に聖武天皇の勅願により行基菩薩が建立したというお寺。大同二年(西暦八〇七年)に弘法大師が現在地に寺を移し、十一面観世音菩薩像を刻んで本尊とした、ということです(満願寺教化部発行『…めぐりやすい八十八カ所…四国へんろ』参照)。

 本堂も立派な建物ですが、仁王門が特に立派で印象に残ります。また、境内の松の木なども良く、安らぎの空間を演出しているかのようです。

 本尊の十一面観世音菩薩は秘仏となっています。御利益がありすぎて後ろ向きになっているという説もあるので、わざわざ本堂の裏に回ってお参りする人もいるのだそうです。

 

(2011年9月 7日の「石川鏡介のブログ」より転載)

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