武蔵野観音霊場・法光寺(飯能市)《過去のブログ記事より》 | 石川鏡介の旅ブログ

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四国霊場会公認先達(権中先達)&秩父観音札所連合会公認先達です。四国霊場を中心に、古寺名刹、神社、城跡、名所旧跡。さまざまな旅の思い出を綴ります。

 

 武蔵野三十三観音霊場の第三十一番札所は法光寺です。正式には補陀山法光寺といい、宗派は曹洞宗、本尊は十一面観世音菩薩、所在地は埼玉県飯能市坂石町分三三三の一番地です。

 西武池袋線吾野駅から歩いてすぐ、坂を下りた所にあります。クルマで行く場合は国道二九九号線から吾野駅前で脇道に入りすぐです。

 私は二十三番の浄心寺、三十番の福徳寺、そして福徳寺の納経所である興徳寺へ行った後、東吾野駅から電車で吾野駅へ向かい、法光寺へ行きました。

 三門には石の仁王像があり印象的です。力強さを感じます。

 境内は、そう広くはないものの、とても綺麗で、石の観音像も古さは感じられませんが立派です。

 境内に入って左側の、比較的新しい建物の中に本尊の十一面観音像があります。境内に入って正面には本堂があり、納経所があります。

 かつてこのお寺の観音堂はちょっと離れた所の山の中腹にある岩窟の、「岩殿観音」というお堂でした。それが近年になってふもとのお寺の境内に移されたとのこと。秩父観音霊場の円融寺とその奥の院の岩井堂の関係に似ています。

 本尊の十一面観音参拝後、納経所へ行き、納経をお願いしつつ、岩殿観音への行き方を教えていただこうとしたら、住職が現れ、道を教えていただいただけでなく、「ケモノよけになるから」といって杖まで貸していただきました。

(2011年10月24日の「石川鏡介のブログ」より転載)

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