秩父三十四観音霊場第三十一番札所は観音院です。所在地は秩父郡小鹿野町飯田観音山2211番地で、宗派は曹洞宗、本尊は聖観世音菩薩です。
三十番の法雲寺からは両神経由で小鹿野町に入り、栗尾というバス停のある場所で街道から案内板にしたがって岩殿沢沿いに進みます。電車とバスを乗り継いで行きたい人は西武秩父駅まで戻り、駅前から栗尾行きバスに乗って、あとは歩きます。
バス停からしばらく行くと、この山の中には珍しい牧場があります。そこで手作りアイスクリームを買ったことがあります。これはオススメです。
またもうしばらく行くと、「たらちね観音」という寺院があります。私は初めてこの地を訪れた時、この「たらちね観音」が三十一番札所なのか、と思ってしばらく見学して、違うことに気づいてさらに奥の観音院へ行ったものの納経受付終了時間に間に合わなかった、ものです。
「たらちね観音」からさらに奥へ行くと、水子地蔵の地蔵寺というお寺があります。お寺の境内の山の斜面に数え切れないほどの水子地蔵があり、これも初めて訪れた時、あまりのすさまじさに圧倒されました。
その水子地蔵の奥にトンネルがあり、さらに奥へ進むと、三十一番札所観音院の仁王門があり、ほんの少し先に駐車場があります。
この仁王門の仁王像は石で出来ており、作られたのが明治元年だということです。台座を含め四メートルという高さで、石の仁王像としては日本一の大きさといいます。山深い、まるで仙人が住むような場所に日本一と言われる仁王像。まさに霊場と呼ばれるに相応しいものが境内の入り口から存在します。
(2011年8月17日の「石川鏡介のブログ」より転載)
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