七宝瀧寺境内の弁才天像(過去のブログ記事より) | 石川鏡介の旅ブログ

石川鏡介の旅ブログ

四国霊場会公認先達(権中先達)&秩父観音札所連合会公認先達です。四国霊場を中心に、古寺名刹、神社、城跡、名所旧跡。さまざまな旅の思い出を綴ります。

 七宝瀧寺の本堂へ向かう参道の脇に弁才天(弁財天とも書く)が祀られていました。

 弁才天はもともとインドの神で、ヒンズー教の聖典「リグ・ヴェーダ」に登場する水の女神、河川の神で、時代が下るにつれて豊穣の女神、言葉の神、芸術の神という性格も持つようになり崇拝されました。それが日本に伝わったので、清浄な水の流れるところや水辺で弁才天が祀られるようになりました。有名な厳島・竹生島・江の島・天川などの弁才天も水に関係しています。

 この七宝瀧寺も綺麗な谷川があるので、弁才天が祀られているのも、なるほど、と頷けます。130512_083001

(2013年6月 2日の「石川鏡介のブログ」より転載)