葛城二十八宿修験根本道場(過去のブログ記事より) | 石川鏡介の旅ブログ

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四国霊場会公認先達(権中先達)&秩父観音札所連合会公認先達です。四国霊場を中心に、古寺名刹、神社、城跡、名所旧跡。さまざまな旅の思い出を綴ります。

 私がこの前の旅で犬鳴山七宝瀧寺(しっぽうりゅうじ)へ行った時は、前日が雨でしたが当日は良く晴れた天気で、しかも到着した時間が朝の八時半ごろでしたから空気が澄んでいて気持ちよかったです。

 もちろん、深い山の中だから空気が良いということですが、朝の深山は気持ちいものです。

 駐車場でタクシーから降りて、近くの観音堂に向かった時、観音堂の前には大きな数珠を持った年配の男性がいてお経を唱えていました。私もお経(般若心経)を唱えました。

 その後で本堂の方へ向かいました。

 近くに谷川が流れています。本堂は谷川の上流の方にあり、本堂のさらに先には滝があります。それが「行者の瀧」で修験者が滝に打たれて修行する場所です。

 観音堂から本堂の方へ向かうとすぐに、鳥居があります。お寺の境内なのに鳥居があるのは、神仏習合の修験道の聖地だからです。

 役行者がひらいた葛城修験の聖地で、「葛城二十八宿修験根本道場」と呼ばれます。130512_082902

(2013年6月 1日の「石川鏡介のブログ」より転載)