（自分の記録として書いています）
あっという間のひと月だった
父が再入院して、また転院し
その病院先で亡くなった
なんだかバタバタとしていたし
日記を書く気も起こらなかった
父が亡くなった日までも色々とあったので
記録を残しておきたかったが
それでどころではなかった
入院先の病院に呼び出され
母と様子を見にいった日
看護婦さんが「危篤状態なので」と知らせてくれて
病室へ通してくれた
（まだ病院は、コロナの影響で面会禁止だった）
久しぶりに会った父は、とても痩せ細って
本当に骨と皮という感じであった
「仏様みたいだな」と思ったことを覚えている
その日に亡くなるとは思ってもいなかったので
12時前にちょっと仮眠を取りに家へ戻った
母はそのまま病室に残っていた
少しうつらうつらとしていたら
一緒に寝ていた猫が急に起き上がり
階段を上がってくる音がしたので
母が帰ってきたのだと思い
「お母さん？ 帰ってきたん？」と聞いた
とらも反応して入口の方へ行ったけれど
あれ、返事がない
おかしいな、と思い時計を見ると
夜中3時くらいだった
明らかに人の気配がしたのに、と思いつつ
眠かったのでそのまま寝ていた
しばらくすると、今度は電話が鳴った
母だった
「お父さんが危ない。 早く病院へ戻ってきて」
急いで病院へ戻った
車で１０分くらい
病室へ戻ると、父はすでに亡くなっていた
母が電話をくれたときには、すでに亡くなっていたらしい
ということは、私が寝ていた時にやってきたのは
お父さんだったのだ
きっと父が亡くなる前に、私の様子や
家の様子を見にきたのだろうと思った
母もずっと病室についていたのだが
うとうととした時間があり、その後目が覚めたら
父親は息を引き取った後だったとのこと
父親も、母を心配させまいと寝ている間にいったのだと思う
先生に死亡診断をしてもらった後は
バタバタと忙しかった
すでに去年旦那で経験済みで
おまけに１年ちょっとしか経っていないので
手続きや流れは覚えている
葬儀屋も父が契約をしていたところがあったので
そこに連絡するだけだったし
母と意思疎通がすぐに取れて決められたので
旦那の時よりは、数段スムーズにことが運んだ
葬儀屋に連絡して父の遺体を引き取りに来てもらったのが
朝方5時半頃
（病院にそのまま置いておくことは出来ない）
外がうっすらと明るくなっていたことを記憶している
打ち合わせはその日の9時だったから
いったん家に戻って仮眠を風呂に入った
その後葬儀屋へ行き
日程の関係で、その日のうちに通夜
次の日に葬式をすることを決めた
急なことだったが、大きな葬式をする予定ではなかったし
身内だけのことなので
早く済ませることにした
父は一人っ子で、私も一人っ子
親戚もおらずなので
母方の親戚の一部にのみお知らせ
父親も友人たちは、ほとんど亡くなっているか
病院に入っているか、病気なので（年齢的にもそうなるよね）
元気な人のみに連絡
自然とこじんまりした式となる
母がパニックだったので
母の友人にも連絡して一緒にいてもらうことになった
やはり友達が側にいてくれるのは、心丈夫無ことだ
私も自分の旦那が亡くなった時に
友人たちが側に居てくれたことは、本当に感謝している
とにかく、なんやかんやと済ませ
次の週からは
市役所での手続きやらなんやかと事務手続きを済ませ
気がついたらあっという間にひと月たっていた
母はやはり元気がなく、
ちょくちょくと泣いているが
私が一緒にいるので良かったと言っている
確かに、一人きりだとかなり寂しいと思うわ
私も、母も、一人になってしまったので
お互いがいて本当に良かったと思うのだ
４９日までもう少しある
母はそれまでは、泣くと言っている
まあ、好きな時に泣いてもらって良いのだが
時間が解決するだろう
父親の祭壇↓
２年ほど前に撮った写真は
とても良い笑顔なのだ
お父さん、お疲れ様
お父さん、ありがとう
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