この場所。
vocal school CROON
来週でこの建物が建て替えのため解体されるため、最後に見に行ってきました。
8年前の4月頃、たまたま見に行った、同級生が呉で主催するイベントでここの校長に出会い、ちょっとギター弾いてくれ、程度の感じで関わることになったわけですが、、、
その頃僕はバンドも音楽活動もほとんどしておらず、その前の年に付き合っていた子と別れたこともあり暇になったので(笑)
何か自分のしたい事をしよう、といろいろ調べて社会人バンドにヘルプで入ることを決めたばかりでした。
(3年くらい人前で演奏してなかったようです?ほんとかな?)
その社会人バンドもその後1ヶ月で解散となり…
その後、色々教室の主催するライブや生徒さんのサポート演奏などに誘われたりなんだりで人前でやる機会が増えたので、自宅からの移動時間、楽器運搬の都合も考え1人このスクールの近くに引っ越したのでした。
当時勤めていた会社もたまたま近かったのも何かの縁というか。たまたま。
ほぼ自宅で細々とギターを弾いていて、このまま趣味で適当に、なんて考えていた時期もあったのですが、とたんに人前に出る機会が増え、やはり沸々と抑えていた思いが解放された瞬間でもありました。人前に出たりして褒められたりして、その気になったりもして。
会社と音楽…当面は両立するつもりでいましたが、、、さて。
仕事の内容自体は好きだったものの、会社勤めの限界、組織の中で横の動きを気にしながら、顔色伺いながら仕事を続ける、承認のハンコもらう時間までのタイムラグなど…自分にはあまり向いてない、と悟っていながらも続けていましたが、音楽にもっと時間を使えばもっと色々自分の思っていたようなことができるだろう、と思いきって退職。
このスクールに関わったご縁で結婚もできました。
僕の自伝を長々と書いてもしょうがないのでまとめますが(笑)
楽しいことも面倒くさいことも色々起きたこの場所ではありますが、
ちょっとした判断「あ、いいっすよ」くらいの事で人生が決まってしまうこともあるのかと。
考えすぎて机上から少しも動けなかった自分を動かすきっかけを与えてくれた場所でもありました。
ぶつかったりこけたりしながらでも、動かそうと思えば何かが動くのだと。
と振り返れば他にも自分の人生振り返るとそういう事だらけだなぁ、と。
結局、自分でその道を選んでるのだから、国の命令で突然徴兵された、とかいう事でもない限り、自分がこうありたい、と思う方向に自分で自分を導いているのかもしれない。
ただ会社辞めるのは怖くなかったけど、辞めます、と上司に言うのは勇気がいりました。
色々、どんなに良い習慣でも良くない習慣でも、長いことやっていたことを辞める、歩みを止めるためのエネルギーは必要なんですよね。
慣性で動いてるとき、エネルギーは使わないけど、軌道を変える時にエネルギーが必要になるというか、いつか書いた摩擦係数の話のような。
そんな、思い出の場所ということで色々語ってみました。
最後に、校長とツーショット。
…この2人MaMeというアコースティックデュオで活動してます(笑)
建て替えてパワーアップするのが楽しみですね。