17系エブリイ ワーゲンバス仕様の車検について  まるみ自動車・春日部 | まるみ自動車のブログ

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最近(また)ポツポツお問い合わせを頂いております。
ワーゲンバス仕様の車検についての質問。
 
 
最初にお伝えしますが、「当店で販売している車両」については車検適合(=保安基準を満たしている)状態で納車しています。
 
他店購入の車両については(似ていても)中身が違ったりしますので、聞くのは購入したお店です。
ウチじゃないよ(笑) お間違え無く。 
 
 
さて本題。 過去に何度か書いていますけど、おさらいで。
 
 
 
良くある質問ですが。
これねぇ 同業者からも多いのよ
 
①寸法オーバーで車検が受けられない
 
 
軽自動車の寸法は
・長さ339cm
・幅147cm
・高さ199cm
以内と法律で決められています。
 
厳密には 340cm 148cm 200cmですけどね
 
 
 
で、良くあるのがコレ
この白い部分(専門用語では「スポイラー」と言います)
 
この部分が軽自動車の規格(=寸法)からはみ出しているので車検NGだという話。
 
 
 
まずコチラをご覧下さい(料理番組みたいだなw
DA17Vのエブリイです。

この赤いワーゲンバス仕様(当店で販売した車両)ですが、
この写真の状態で車検合格しています。
そのままの写真です。
 
 
軽自動車協会持ち込みです。
ヤミ車検でも何でもありません。
令和の時代に、そんなもんある訳ないw
 
 
もちろん
白い部分のエアロパーツの脱着は一切せず、つけたまま車検合格しています。
なんで?という話ですが
 
 
詳しくはこちらもご覧下さい
 
 
さっき書いた「軽自動車の寸法」ですが
例えばコレ
ドアミラー
 
実はこのドアミラー、車体からはみ出しています(当たり前)
車体からはみ出してる=全幅147cmを超えているんですよ
 
( ,,`・ω・´)ンンン? アレレ??
 
147cm超えたら軽自動車の規格はみ出しちゃうじゃん。
なんで軽自動車で全幅147cmを超えているのに、OKなの?
 
 
答え・・・「指定部品」だから
 
指定部品とは、国が認めた「コレは、はみ出しても良いですよ」という部品の事です。
 
さっきのドアミラーとか、ルーフキャリア(純正社外は問わない)、ナンバーやドアバイザー、スポイラー類
これは指定部品ですので、車体寸法には含めないんですね。
 
もちろん諸条件はあります。 
継続検査時の特例や突起物が無い事、取り付け方法など細かいルールはあります。
 
 
因みにこの
白いスポイラー部分
 
・脱着出来るネジ止めで
・突起物が無い
ので、継続車検時は外さないでOK(=指定部品だから)です。
 
つまりドアミラーと同じ扱いなんですよ Σ( ̄□ ̄|||)
※コレを知らない車屋が非常に多い
 
 
継続車検時に寸法確認する際は
「エアロ付の全長」ー「スポイラー部分の長さ」=車体寸法
 
となります。
 
 
この車体の寸法が339.9cm(小数点以下切り捨ての為、軽の最大寸法=約340cm)に公差±3.9cm(小数点以下切り捨て、同4cm)を足した、
343.9cm以下(344cm未満)なら車検基準を満たします。
 
_________
 
解りやすく書くと
「エアロ付けたままの全長」「エアロ分の長さ」
これが344cm未満ならOKという事です。
_________
 
実際の測定は、車検場で一般的な検査終了後、最後に測定コーナーで検査員が行います。
 
で、基準内であれば車検合格になります。
 
 
 
 
当店扱いの車両は車検対応です。
これは、車検に適合するように修繕してから販売しているからです。 
出来たモノそのままだと車検に通らない車両も存在します。
故に他店様購入車は買った店に聞いて下さい、と言わざるを得ないのです。 
ウチで作って無いし、販売してない車両の事は知らんっっ ゴメンね
 
 
例えばこんなの(他店さんの在庫)
これね、側方指示器が足りないので車検不合格になります。
ようは、横から見た時にウインカーが無いんです。
 
 
テキトーに作られた車を、知らないでオークション等で仕入れてテキトーに売ってるお店の在庫だと思われます。
 
こんなのフツーに売ってるのも現実。
 
 
 
 
因みにですが
 
 
「車検に通る通らない」と、「整備を請け負ってくれるくれない」は、別の話なんです。
 
特にディーラー系だと、見た目改造車っぽい車両はワーゲンバス仕様に限らず入庫拒否になる事も多々あります
本来、保安基準に満たない車両を基準を満たせるように修理するのが整備屋さんの仕事だとは思うのですが・・・
例)ブレーキランプの球切れた→ 球交換する とか
 
 
 
どうも保安基準満たせない車両が整備でリフトに乗って整備中だとマズイのが現実で、万が一認証工場等に国の抜き打ち検査が入った場合
・改造したのを戻す・整備するのか
・改造したのか
この判断が出来ないから(=アウト)だからです。
 
 
 
故に違法改造車は触りたくないのが工場の本音。
よく判らない改造車「風な」車は入庫拒否も仕方ないのかもしれませんね。 
 
ただ、個人でやってる修理屋さんとか、慣れてる車屋さんであれば普通に修理や車検をしてくれると思います。
 
 
 
あとね。
現実問題として、今 車業界は人手が足りません。
整備士や板金職人など、成り手が居ないんです。
 
どこも慢性的に忙しい状態。 だから
・よく解らないっぽい車
・めんどくさそうな車
は整備したくない・触りたくないのも本音なんですよ。
 
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まとめ・・・
 
・寸法は【指定部品】【公差】を理解するべし
・灯火類の適正な取り付け位置を知るべし
・直前直左をクリアすべし
そして
カスタムカーは専門店で買うべし
ジムニーの弄りモノならジムニー専門店
キャンピングカーならキャンピングカー専門店で
 
 
安かったから、近かったから。
大手だから安心だと思ったから。
 
こんな理由で買うとハマるかもね ご注意を
 
 
 
 余情残心
 
 
 
現場からは以上です(`・ω・´)ゞ
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