愛情の内乱@吉祥寺シアター


兼崎出演舞台。
白石加代子さん主演!
すごい方との共演だ!
と喜んで行ってきました。

タイトルとあらすじから、
スッキリ楽しい話ではないだろうし、
場合によってはモヤっとした気持ちに
なりそうな気もしてたんですが、
そこは大丈夫でした。

でも、予想と違う展開で怖い話でした。

以下にあらすじを転載します。(公式HPより)

遠い未来の近い過去。
とある地方の広い家。

立ち退かねばならなくなったその家に、
母(白石加代子)と次男(兼崎健太郎)と
謎の家政婦(蘭妖子)が暮らしている。

一家を絶対的に支配しているのは母のようだ。
その地に居座っているこの一家に興味をもつ男(笠木誠)が
TVドキュメンタリーを撮りたいとやって来る。 
そこへ戦争帰りの英雄の長男(大場泰正)、
そして長年家出をしていた三男(末原拓馬)が帰ってきて…。
なにやらみんなお互いに不信感をもっているこの一家。
どうやら一家には秘密があるようだ。
行方不明になった、かつて一家の独裁者であった父は何処に?
滑稽で深刻なゆえに妙なリアリティをもった家族争議。
母親のもつ愛情と狡猾さ、やさしさとエゴ、圧倒的な生命力。
それに否応なく屈服していく息子たち。
ドストエフスキーの小説『カラマーゾフの兄弟』の兄弟たちにインスパイアされ、
しかしこちらのドラマでは父よりも母が強し? 

母の愛とは?家族とは?を描く、ブラックコメディ!
(転載以上)

観る前は、タイトルが「内乱」だし、
行き過ぎた母の愛情がこじらせた家族関係が、
そこに現れた第三者によって明らかにされていく…
みたいな話を、漠然と描いてたんですね。
そこにどんな起承転結があるのかは考えず。
どこの家族にもありそうな、どこにでも起こりそうな、
そういう身近に潜む怖さを描くのかな、と。
なんとなく。

でも違いました。
明確に過去に事件が起こってるし、
立ち退かない理由もはっきりあるし。
母の生い立ち人生もかなり壮絶で。
状況も事件も、非日常的というか…

確かに家族の間で起こった話で、
愛情に起因するものだから、
「愛情の内乱」ではあるのだな、と後から思いましたが。
いやー先入観てやつは。

ブラックコメディ、ていう紹介も、
先入観に影響してたかもしれません。
確かにコミカルな部分はあったけど、
全体として怖かったので、コメディだった感じは…
あまりないですが。

とにかく圧倒的な母の話、でした。
(粗い感想)
ちなみに最前列だったので、
距離的な意味でもいろいろ迫力ありました(笑)
3人の子供が揃ってでかいし。
お父さんも背が高いイケメンだったんでしょうね(笑)

また思い出したら感想追記します。
多分。
4/24 15:30
宝塚 雪組公演『るろうに剣心』
@東京宝塚劇場
 
 
昨年末の「新源氏物語」以来の、宝塚2回目です。
今回も友人にチケット確保してもらいました!
異例の千秋楽ライブビューイングが行われたほどの
人気公演だそうで…
観られてとてもありがたい!
 
私は原作もの舞台でも予習していかないことが多いのですが、
今回は全巻レンタルしてざっと読んで行きました。
原作、昔々本誌に連載していた頃(!)に
ちょっと読んだことがあったはずで
(うわーい何年前ー)
でもストーリー全然覚えてなくて、気になったので。
 
再読してみたら、本当に、ちっとも全然、思い出せなくて…
「読んだはず」というのが記憶違いだったのかというレベル。
でもキャラ設定はなんとなく頭に入ってたから、
やっぱりちょっとは読んだはずなんだけど…
…まあ、ほんと、「何(十)年前?」って大昔だから仕方ないか。
おかげで新鮮な気持ちで読めました(笑)
 
予習といえば、前回観劇が帝国劇場だったので
キャトルでるろ剣のパンフだけ前もって購入してました。
公演前にパラパラして予習。
それと、ちょっと前だけど実写映画も1作目は観てました。
 
 
 
さて本題の感想を、いつものように思いつくまま。
 
・座席は2階2列サブセンター。
東京宝塚、ほんといい劇場ですね。
1階客席使った演出以外はよく見えました。
 
・ストーリーは、キャラ紹介的な部分は原作に沿って
ポイントになるシーンや台詞を盛り込み、
大筋はオリジナルという展開。
1幕にキャラ紹介的場面がぎゅぎゅぎゅと詰め込まれ、
展開早く濃厚な内容になってましたが
原作をうまいこと拾ってまとめてたと思います。
原作では重要なエピソードだった「巴」の話と
「弥彦の奥義習得」がものすごくあっさりしてたのは
笑いましたが。
 
弥彦のは、歌詞にひょいっと出てくるというあっさりっぷりで、
「え!奥義もう教えちゃっとるやん!」
って心の中で盛大につっこみました(笑)
 
・↑は薫の歌でしたが、咲妃みゆさんの喉の調子があまりよくなさそうで、
ちょっと心配でした。
その後持ち直したかしら…
 
・キャラエピソードでは、左之助の演出が面白かったです。
歌舞伎の見得みたいに仰々しく決めてて、印象的でした。
メインキャラなのに見せ場少ないからかな?
赤べこで弥彦が拍子木みたいに板叩いてたのも可愛くて好きでした。
 
・弥彦がめっちゃ少年でめっちゃ可愛かった!
けどパンフにキャラ写真なかった…
メインキャラなのにー!
中の人事情ですか?
弥彦の子(彩みちるさん)、新人公演で薫をやるそうで、
ちょっと観てみたいなと思いました。
 
・可愛いといえば武田観柳が!
可愛かった!(笑)
観柳なのに!(笑)
原作、実写映画と比較すると、「悪そう感」が
実写(香川照之)>原作>>>宝塚
みたいな感じで(笑)
悪役というより、ダメ坊ちゃんみたいな可愛さで全然憎めない。
パンフのキャラ紹介で唯一カラーイラストがないのに。
(可愛さとは関係ない)
原作、実写映画、宝塚でそれぞれ
観柳の「悪役設定値」も違ってるんで当然なんですけどね。
それにしても可愛かったな彩凪翔さん。
あとガトリングガンの歌があってすごいなと思いました(笑)
 
・宝塚版のラスボスはオリジナルキャラの「加納惣三郎」。
望海風斗さん、歌がすごく上手くて聞き惚れました。
後で聞いたら2番手さんなんだそうで。
オリジナルキャラなのにパンフでも扱い大きいなと思ってましたが
なるほど納得。
ていうか、ラスボスで見せ場多いから、原作メインキャラじゃなくて
オリキャラなんですね、望海さん。
惣三郎はソファ着席時の脚の組み方が美しかったのも
記憶に残ってます。
あの美しい座り姿勢は宝塚ならではですよねー。
 
・大筋がオリジナルストーリーなんで、
メインキャラの活躍は少なめに感じましたが、
各キャラ素敵だった印象はしっかり残りました。
齊藤一(彩風咲奈さん)と蒼紫(月城かなとさん)は
立ち姿だけで美しかった。
原作でも美形人気キャラですもんねー。
二人とも立ち居振る舞いはもちろん、衣装がよかった。
齊藤一はひざ下きっちりのブーツ、
蒼紫は腰から下が広がるロングコートで
どっちも宝塚の十八番的な感じですよね?
ブーツも(マント的な)ロングコートも、
ああ!宝塚観てます私!みたいな眼福…
 
・齊藤メインの歌が「悪・即・斬」なのは
事前にパンフをぱら見して知って、
わあこれで1曲ある…!とざわざわ(?)してました。
実際聞いたらかっこよかったような気がするんだけど、
「わああほんとに悪・即・斬、悪・即・斬繰り返してる~!」
と変なテンションになって余分なことを考えてしまい
どんな曲だったか曖昧になってるという…
姿がかっこよかったことは間違いないのだけど。
 
・蒼紫の歌は、御庭番衆と一緒に出てきて
最強目指して戦う…みたいなんだったと思うんですが
テンポの良い「挑む」感じの曲調で
なんかテニミュっぽい印象を受けました。
テニスほど明るくはないけど、俺は戦う!みたいな感じが
そう思わせたんでしょうか。
 
・…ここまでだらだら書いてきたのに、
主人公剣心について一切触れていないですね私…!
なんだろう、
事前にキャラショをなんとなく見慣れてしまったのと、
安心のクオリティ過ぎて、
満足すぎて何も言うことなんてございません!
みたいな感じでしょうか…
違和感なく納得して観られたので、
素敵でした、しか出てこないというか…
原作で剣心にそれほど思い入れがないからか…
あ、剣心の影が出てきて、己の過去と戦うという演出は
好きだなと思いました。
(演出の感想)
 
・概ね楽しく違和感なく観ていましたが、
最後の最後、剣心と薫が満点の星空の下で歌うのは
なぜ星空?とちょっと不思議に思いました。
すごく違和感、とまではないけど、
キラキラ風景と「剣心&薫」カップルというのが
私の中でミスマッチだったせいか。
 
・あと、フィナーレ前、エンドロールのように
テーマ曲を歌ってたところ?で、
幕に映し出された「るろうに剣心」のタイトル文字が
白→青になったのはなんでなんだろう。
青字に赤いバツ印でなんとなく気持ち悪い色目に見えて、
白のままじゃいけないのかなぁ…と気になってしまいました。
あと、剣心の姿が映像で出てきたのはなんか可笑しかったです(笑)
歌ってたのが剣心じゃないからなのか。

・2部構成で、本編が1部で終わらなかったので、
今回はショーはないのだろうか…と寂しくなってたら、
最後ちょっとだけやってくださって嬉しかったです!
観れてよかったー!
早替えすごいなートップさんていろいろすごい!

・宝塚、実際に観る前は、
あのキラキラ衣装のショーやラインダンスって
なんか派手だなあ、そんなに素敵なのかなあ
なんて思ってたんですがね実は!
行ってみると…ないと寂しいもんですね(笑)
 
・ショーの後にカーテンコールだったわけですが、
左之助がキャラ姿のままシャンシャン持って出てきたのが
公演一番の衝撃でした(笑)
るろ剣バージョンの剣モチーフだったんですが、
でもキラキラして紐ついてて…
他のキャラも同じだったんだけど、
左之助が一番似合わなくて…

・ついツッコミぽい感想ばかりになってしまいましたが
今回もとても楽しく満足でした!
宝塚クオリティさすがですねー。
また観に行きたいと思います!
4/10 17:00
1789 バスティーユの恋人たち(プレビュー公演)@帝国劇場
 
久々の帝劇行ってきました。
前回は『エリザベート』で、城田が初めてトート演った時。
調べたら2010年9月でした。
5年半ぶりか…あれ5年も前なのか…
 
今回は『1789』
主演の和樹を始め、知った顔多数の演目。
この日のキャストは
ロナン:加藤和樹
オランプ:夢咲ねね
アントワネット:凰稀かなめ
でした。
 
子役は
シャルロット:齋藤さくら
ルイ・ジョセフ:大河原爽介
…だったか…掲示を見たんですが、うろ覚え…
ジョセフは多分合ってると思うのだけど。
Wキャストが「鈴木和弥」くんだったので
そっちだったら絶対反応してたと思うのw
 
では、感想など、思いつくまま雑記します。
※少しネタバレ含みます。
 
・座席は2階D列サブセンター。
帝劇も観やすくていいですね。
1階客席や通路は全然見えませんでしたが、
舞台は全体がよく見渡せたのでストレスなし。
 
・基本的にみなさん歌がうまいので安心(当たり前なんだけど)。
特に岡さんの歌が素晴らしい…!
響きとか伸びとか、厚みとか表現とか、これぞミュージカル。
岡さんの歌、もっと聞きたい。
 
・知った面々(主にミュ)のみなさんも、
基本うまいのだけど、高音がやや不安定だったり
なんとなく余裕がなくて、「固い」印象。
音響や、座席位置の影響もあるのかな。
初日というのもあると思うけど。
これから良くなるんだろうなと思うと、もう1回観たい気もします。
 
・でももしもう1回観るなら、Wキャスト逆のパターンかな…
キャラクターショットがそれぞれ全然印象違うので、
動いたらまた違った感じを受けそうで。
まあ、もう1回は無理だけど…(お財布とかなんとか)
 
・ジョセフがすごく可愛かった。
ものすごく可愛かった。
ものすごく。
天使だった。
多分会場中がデレた。
 
・シャルロットの子、歌うまいのはもちろん、
存在感が大人に負けてない印象。
子供の声だから抜けて聞こえるとか
マイク調整はあるかもしれないけど、
これで小学4年生すごーーー!って思いました。
 
・秘密警察の3バカ(勝手に命名)は美味しいですね。
ラマールの坂元さんは登場からインパクト大で、
その後もずっと出るたび面白くて。(最終的に出オチレベル)
あれは坂元さんの力量なんでしょうね。
間のうまさ、台詞のトーン、コミカルな動きなどなど。
 
・部下2名(潤一くん、岡田くん)は知った顔だったのに、
途中まで気付きませんでした。
ていうか岡田くん最後まで気付いてなかった。
なんかもったいない…岡田くんの歌も好きなのに…
3バカの歌の時、もっと注目しときたかった!
 
・アンサンブルにマツカズがいるの、
見つけられるか自信なかったんですが、
ちょっと見回せば割とすぐわかりました。
ので友達にそう話したら、みんなそこまで見てなかったっていう…
チーム茨城センサーの名残か…
 
・今回、音楽が生オケでなくてちょっと残念でした。
フランス版に倣って、あえての録音使用だったんですね。
後でパンフ読んで知ったんで、せっかくのこだわりに
注意を払えないまま聞き流してしまってました。
 
・音楽といえば、後半、民衆がバスティーユへ向かうシーン、
「武器を手に立ち上がろう」と歌う曲が
明るく希望を感じさせるような印象で、
生活どん底で負のエネルギー爆発→バスティーユへ
みたいな捉え方してた私にはちょっと意外でした。
↑この捉え方、ベルばらの影響かな。
 
・ダンス、パフォーマンスはやっぱり、
アンサンブル部隊がかっこよかったです。
みんなキレッキレで動けるから、全員で同じ振りの時とか
メインとアンサンブルで「決まり方」が違う。
(メインのみなさんは歌って踊って芝居するわけで
そりゃ大変だと思いますけど^^;)
全員で踊ってたら、つい後方ばかり観てしまってました私。
 
・アンサンブル女性陣が勢いよく動くので、
長いスカートが一緒になって広がりまとまり、楽しかったです。
スカートとかマントとか、布地を操る動きは好き。
 
・お衣装、特にアントワネットのドレスはきらびやかで
観ているだけで心躍ります。
あのドレスに負けない容姿ってさすがですねかなめさま。
男性陣のマント軍服も言うまでもなくいいですよね。
マント軍服のかなめさまも舞台で拝んでみたかったなぁ…
 
・舞台セットでは、鏡を使ってるやつが好みでした。
単純に、違う角度から見えるの面白いってだけですけど(笑)
アントワネットの背中とか。美。
あと、「たくさんの鏡」って、孤独感が強調される気がしました。
なんとなく…。
 
・ストーリー展開は、史実ありきで進むので、
大きな意外性はなく。
軽い違和感といえば、
ロナンとオランプの恋がすごい唐突に始まった気がした、くらい?
でも舞台では珍しくないことかなと。
まあ、フランス革命=ベルばら、という公式が
自動で脳内セットされるので、
観劇中どうしても池田理代子の絵が頭をかすめていって、
純粋に目の前の舞台を理解できたのか、
怪しいところはあるのですが…
 
・ベルばらに出てこないロナン&オランプペアは、
結末が生か死か知らなかったので
そこはちょっとドキドキしながら見守ってたんですが、
お父さんと同じ最期になってしまいましたね。
ロナンが撃たれ倒れた後、泣き崩れるオランプと
茫然としたソレーユが対照的でした。
そこからソレーユの歌につながっていって、
ソレーユの茫然は歌への間でもあったのかななんて感じました。
 
・今思うと、ここで歌うの「オランプ(恋人)」じゃなくて「ソレーユ(妹)」なんですね。
どんな場面で誰が歌ってたか全然ちゃんと覚えてないんですけど、
なんかオランプ(ヒロイン)よりソレーユの方がたくさん歌ってたような気が…
ダンスもあったから、印象に残りやすいだけかな。
 
・カーテンコールが4回もあって、
最後の方、和樹もなんかとまどったような感じで、
かなり素っぽくて可愛かったです(笑)
コメントで噛んで、思わず自分の頬を「ぺちっ」と叩いた
その手がマイクに思いきり当たって
「ボコッ」ってすごい音出しちゃって
「⁉︎‼︎」ってなってたんも可愛かった。
 
・カテコのかなめさま、
最後はけていくときのちょこちょこ歩きとか
小さく手を振るのとかが
男役トップの頃のイメージ(DVDでしか観てないけど)からすると
すごいギャップで可愛くて。
カテコとか、ちょっと素が見えちゃうの、やっぱいいですよね。
 
・幕間、終演後の「気になったポイント」が
友達とかなりかぶってたの笑えました(笑)
(「お礼のキス」→どのへんが!?とか
「ロベスピエールの相手女性が突如現れてびっくり」とか)
あと幕間に揃って「ビール飲みたい」って言い出すあたり。
なにもうみんな大好き。
 
・帝劇ってロビーでお土産品(甘味とか普通にお土産物)売ってて、
ああいうのってなんでか買いたくなります。
明治座でもそうだった。
お土産品があると、テーマパークとか観光に行った気分になるのか、
いつもの観劇とまた違うワクワク感が出ちゃう気がします。
 
 
いつもながら、お話の内容にはちっとも触れてない感想ばかりですが、
ざーっと思い出すところはこのくらいで。
見応えある舞台でした。