" CUBE "
監督 清水康彦
出演 菅田将暉
杏
岡田将生
柄本時生
斎藤工
吉田鋼太郎
あらすじ、ネタバレ御免
一辺4.5mの立方体の部屋
6面の中央にはそれぞれ1mの正方形の扉があり
扉の向こうには同じ立方体の部屋
時生は隣の部屋へ行ってみる
ワナにハマり御他界
別のCUBEで目を覚ます将暉 29歳 エンジニア
“ここ何処” って感じ
CUBEには
知らない男将生 31歳 アルバイター と
少年千陽 13歳 中学生 が居る
知らない男工 41歳 整備工 が入って来る
知らない女杏が入って来る
上のCUBEから時生のご遺体が落ちて来る
5人とも
何故CUBEの中にいるか分からない
目が覚めたらここに居た
所持品は取り上げられ囚人服を着せられていた
あるかもしれない出口を探すベきか
いくつかのCUBEにはワナが仕掛けてある
動き回ればワナにはまるかもしれない
来るかもしれない助けを待つべきか
でも助けは来るかは分からない
5人はワナを避けつつ出口を探す
知らない男鋼太郎 61歳 会社役員 と遭遇
6人はワナを避けつつ出口を探す
CUBEには それぞれ3桁の数字が3つ
その数字とワナに関係がありそう
ワナのあるCUBEには素数が使われている
CUBEは巨大CUBEの中にあり
最大で一辺27個 最大で総数19,683個
6人はワナを避けつつ出口を探す
時生のご遺体があるCUBEに戻る
CUBEが位置を変えている
リーダー格だった工がワナにハマリ御他界
CUBEはこれまでに犯した罪への罰?
将生と鋼太郎は精神的限界 もう頑張れない
将暉 杏 千陽と別れて
別のCUBEへ
将生は精神的限界 鋼太郎は殺される
3つの数字はX軸 Y軸 Z軸?
端の向こうは絶壁
移動するCUBE
出口に行くのは999?
将生は将暉 杏 千陽と再会
将生はワナにハマリ御他界
将暉はそのCUBEから移動できず
杏 千陽と別れる
が
しぶとく死なず
杏 千陽の CUBEは出口へ
千陽はCUBEから出る
杏はCUBEに留まる
杏はCUBE側の人間?
1997年公開のカナダ映画「 キューブ 」
の監督が協力した公認リメイク
移動しても移動しても同じ部屋
色が少しづつ違うだけ
部屋を一つ作ればセットは完成
あとは照明を変えればいい
これぞ低予算の発想
しかしこの繰り返しが
無限性と閉塞感を両立させる
何故ここに来て
ここで何をして
いつまで続くか
誰も知らない
誰も教えない
出口はない
何の展開もなく行なわれる計画
目的は誰も覚えていない
誰も彼もがシステムの一部
目の前を見るしかない
全体は誰にも見えない
人生は複雑だ
誰も人生を制御できず
その故にここにいる
なぜ生まれて来たか
この世界を誰が作ったのは誰だっのか
思い出せない
目的はあったのか、無かったのか
神様のほんの気まぐれだったのか
帰る日は自分で決めるのか
迎えが来るのか
何も思い出さず
堂々巡りの今日が過ぎて行く
人生の縮図を描いた
不条理ミステリー
の
リメイク
オリジナルと
結末がちょっと違う
杏は人間じゃない?
あんた 何者ですか?
2021年 日本映画 108分
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