" 影法師捕物帖 "
監督 中川信夫
出演 嵐寛寿郎 *影法師
中村竜三郎
小畑絹子
明智十三郎
北沢典子
池内淳子
佐々木孝丸 *田沼意次
坂東好太郎 *大目付
高島忠夫 *瓦版売り
あらすじ、ネタバレ御免
天明六年(1786年(江戸184年/266年))、
江戸市民は老中田沼意次の悪政下に呻吟していた。
時、あたかも未曾有の凶作で物価は昂騰し、
庶民の餓死するもの続出
この世ながらの地獄の様相を現出した。
然るに、極悪非道の老中田沼意次は
利権あさりの商人と結託し、その生活は贅を極めた。
そして、今宵も
田沼様の行列を襲う紫頭巾の寛寿郎 人呼んで影法師
田沼様を脅して帰る
室津屋傳兵衛と日本橋の廻船問屋堺屋も同席しての
田沼様の宴席を襲う紫頭巾の寛寿郎 人呼んで影法師
小判を盗んで帰る
田沼様の屋敷に向かう堺屋を殺す紫頭巾の偽影法師
狙いは
天草四郎が埋蔵せし一千万両の秘密を解く雌雄両獅子の鍔？
紫頭巾の寛寿郎 人呼んで影法師も来る
剣を抜いて睨み合う
邪魔が入ったので帰る
天草四郎が埋蔵せし一千万両の秘密を解く雌獅子の鍔は
室津屋傳兵衛が持っている
偽影法師は室津屋の仲間
天草四郎が埋蔵せし一千万両の秘密を解く雄獅子の鍔は
堺屋が持ってるはずだが盗めなかった
富本節の深川の女師匠絹子
父親が殺される
絹子は紫頭巾を目撃
影法師に殺人の疑いがかけられているが
同心明智は違う気がする
同心明智は絹子に話を聞く
絹子の父は室津屋さんを恨んでいた
売り惜しみをする商人が大嫌いな源之丞を兄を持った典子
源之丞は貧乏浪人竜三郎たちと 米屋を襲う
米を盗む
源之丞は捕まる
竜三郎は典子と逃げる
絹子と室津屋は昔は海賊 満更の仲でも無かった
室津屋は影法師に泡を吹かせろと絹子を唆す
それには 堺屋から天草四郎が埋蔵せし一千万両の秘密を解く雄獅子の鍔を盗むべし
絹子は堺屋から天草四郎が埋蔵せし一千万両の秘密を解く雄獅子の鍔を盗む
偽影法師が絹子を襲う
紫頭巾の寛寿郎 人呼んで影法師も来る
剣を抜いて睨み合う
邪魔が入ったので帰る
将軍徳川家治も天草四郎が埋蔵せし
一千万両の謎を解く雌獅子･雄獅子 ２つの鍔を探している
老中田沼様は 雌獅子･雄獅子 ２つの鍔を
徳川家治に渡したくない
偽影法師は雄獅子の鍔の在り方を聞き出そうと
堺屋の娘淳子を脅す
淳子をさらう
同心明智に見つかる
紫頭巾の寛寿郎 人呼んで影法師も来る
淳子は逃げる
影法師は寛寿郎だとバレる
逃げる
偽影法師は絹子を襲う
寛寿郎が来る
偽影法師は帰る
寛寿郎は雄獅子の鍔を貰って帰る
老中松平定信に渡す
同心明智が偽影法師に殺される
雄獅子の鍔が盗まれる
田沼様の手に渡る
謎は解けた まだ解けない
一千万両の謎は九州の南端屋久島の龍神窟へ行けば分かる
室津屋と偽影法師は寛寿郎に殺される
寛寿郎は絹子と淳子に感謝される
寛寿郎は両獅子の鍔を手に入れる
寛寿郎は両獅子の鍔を老中松平定信に渡す
取り引き条件として
米屋から米を盗んだ典子の兄源之丞の恩赦を要求
松平定信は両獅子の鍔を大目付に渡し田沼様の悪事を告げ口
大目付は両獅子の鍔を徳川家治に渡し田沼様の悪事を告げ口
徳川家治は松平定信を大いに褒める
松平定信は米屋から米を盗んだ源之丞を 恩赦にし釈放
寛寿郎のこれまでの悪事も水に流す
今後も 目を瞑ると約束
寛寿郎は田沼様が大嫌い
有象無象の田沼様の犬を斬って切って斬りまくる
終
嵐寛寿郎57歳 三百本記念映画
飢饉で足りないのは食料
お金をばらまいても
インフレになるだけで
根本的解決にはならない
田沼意次が嫌いなら
田沼意次を斬ればいいのに
本人を斬らずに
命令で動かざるを得ない下っ端役人ばかり斬る
そこに正義はあるのか？
田沼意次と松平定信が
老中になった期間は重なっていない
松平定信も
老中としては評判が良く無かった
1959年 日本映画 85分
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