" まさ遊お "
監督 溝口健二
原作 谷崎潤一郎
出演 田中絹代 お遊さま
乙羽信子 お静
堀雄二 慎之助
あらすじ、ネタバレ御免
お遊さまは女中を連れて慎之助と御見合い はしない
もう粥川さんに片付いている
子供もいる
慎之助とお見合いするのは内気な妹お静
慎之助はお静よりお遊さまを気に入った
聞けば
お遊さまは夫を早うに亡くして 今は1人
結婚したい
無理
粥川さんにもお里の身内にも 喧しい年寄りがいるし
子供を育てる務めもある
女は一度 片付いたら 先様のお言葉がない以上帰れない
慎之助はお遊さまからお静を貰うてくれと頼まれる
お遊さまから頼まれたら断れない
お静は慎之助に嫁ぐ
お静は固い決心を慎之助に告げる
形だけのうわべだけの嫁にして下さい
今までお遊さまは お静の縁談を悉く壊して来た
なのに 今回に限り めちゃくちゃ勧める
顔も急にぎらぎらし
下心 見え見え
姉の心を察して来ました 身を任せては申し訳ない
どうか姉を幸せにしてあげて下さい
慎之助曰く
でも夫婦だから する事はした方がええちゃうか
お静曰く
姉との橋渡しに徹すしとうございます
だから断じて 致しません
あちこちで お遊さまと慎之助の関係を怪しむ噂が流れる
お遊さまの坊々が亡くなる
お遊さまは里に帰えされる
指折りの問屋へ嫁入り
慎之助とお静は東京の古い小さな家に引っ越す
固い固い決心の気が変わり お静 子作りする
お静は産後の肥立ちが悪しく御他界
慎之助は赤子をお遊さまが住む屋敷に捨てる
赤子を押し付けられたお遊さま泣く
終
夫婦になったのに
変に気をまわされて
蛇の生殺しみたいなのは
男は辛い
家と嫁の関係
嫁は家と結婚する?
今でも
結婚披露宴の会場には
〇〇家 〇〇家 結婚披露宴
と 書かれる
1951年 日本映画 95分
・