" 武蔵野夫人 "
監督 溝口健二
原作 大岡昇平
配役 田中絹代 秋山道子
轟夕起子 大野富子
あらすじ、ネタバレ御免
遠く東京の空襲の煙が見える武蔵野の屋敷に住む老夫婦
焼け出された娘秋山道子が大学教授の夫秋山忠雄と帰ってくる
日本の敗戦は間近
明治の足軽政府の向こう見ずがこの結果を産んだ
*
秋山道子と秋山忠雄は隣の大野富子を訪ねる
夫大野英治が軍の招待の芸者遊びで朝帰り
秋山道子と大野英治は従兄弟
*
秋山道子の母御他界
父も御他界
財産は土地も家屋も秋山道子が継ぐ
*
戦争も終わり あれから3年
1947年
秋山道子の従兄弟勉がビルマから無事復員
大学に戻る
*
秋山忠雄は大野富子と姦通しようとして断られる
*
大野富子は勉を誘惑
でも
勉は秋山道子が好き
秋山道子と勉の関係が怪しい
と 大野富子は秋山忠雄に告げる
秋山忠雄は秋山道子を問いただす
あらためて
大野富子は勉を誘惑
なびかない
大野富子は好きで大野英治と結婚した訳じゃない
お見合いで 無理やり結婚させられて
今でも 好きじゃない
大野英治は大野英治で勝手に遊んでる
大野英治の工場は資金繰りが苦しい
秋山道子に借金を頼む
秋山道子は家を抵当に入れると約束
秋山忠雄は まだ大野富子と姦通したい
大野富子は秋山忠雄に離婚しろと唆す
家を抵当に入れたのを理由にしろと唆す
秋山忠雄は秋山道子に離婚を迫る
秋山道子は勉と村山貯水池を見に行く
台風に見舞われる 帰れなくなる
2人でホテルに泊まる
勉のは五反田のアパートへ引っ越す
秋山道子の家の権利書が大野英治に持ち出される
この家を守るには秋山道子が死ぬしかない
と 秋山忠雄に言われる
でも
本当に権利書を持ち出したのは
大野富子に唆された秋山忠雄
家を売ろうとするが 秋山道子の同意書がないと売れない
秋山忠雄は家に帰る
秋山道子は寝てる
戦時中に配給された 青酸カリを飲んだ
秋山道子 は虫の息
秋山忠雄 大野英治 大野富子は責任の擦り合い
秋山道子 ご臨終
遺書により財産の1/3は勉
終
何角関係?
四角関係 +1?
武蔵野に住んでる夫人の
どろどろ恋愛劇
戦争で焼け出されて
武蔵野に住まなければ
こんな悲劇は
生まれなかった
武蔵野は
いつまでも
長閑な田舎じゃない
武蔵野は
東京の一部
恐ろしい所
1951年 日本映画 84分
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