" 浅田家! "
監督 中野量太
出演 二宮和也 *浅田政志
妻夫木聡 *兄
黒木華 *恋人
菅田将暉
野波麻帆 *兄嫁
風吹ジュン *母
平田満 *父
あらすじ、ネタバレ御免
これは、事実を基に構成した物語
浅田家当主満が亡くなった
次男政志が遺影を準備
消防士姿の誇らしげな父満
長男聡が駄目出し
父満は消防士でも何でもなかった
*
*
1989年
政志 10歳 父 兄 3人揃って怪我
呆れる看護師の母ジュン
***
政志 12歳の誕生日 父からカメラ“Nikon FE”を貰う
政志 19歳 三重の実家を出て
大阪の日本写真映像専門学校に入学
2000年 10月
政志 22歳 2年半ぶりに帰って来る
両腕に刺青を入れカラフル
政志は学校の出席日数が足らず
卒業制作で 優秀な作品を提出しないと 卒業が危うい
テーマ『たった1枚の写真で自分を表現すること』
10歳の時の思い出を再現
最高賞である学長賞を受賞
政志 24歳 専門学校を卒業して丸2年
今だ無職
そうは言うても 父も無職の専業主夫
父はなりたいものになれなかった
母は看護婦になりたくて看護師になった
夜勤も多くなり 父は専業主夫になった
父がなりたかったのは消防士
政志は父に消防士の格好をさせ 写真を撮る
(消防署と交渉したのは兄)
ついでに 浅田家全員 消防士の格好で写真を撮る
母は看護婦になりたくて看護師になったけど
極道の妻に憧れた
極道の妻っぽい写真を撮る
(この家と交渉したのは兄)
兄はレーサーになりたかった
(レース場と交渉したのは兄)
その他にも 色んな設定で写真を撮る
政志 26歳 その写真を持って東京へ
2年半前に上京した幼馴染華(一応恋人)の部屋に転がり込む
政志 27歳 スタジオフォボスに勤務(カメアシ)
政志 28歳 華の勧めで個展“浅田家”を開く
出版社“赤々舎”の代表取締役姫野希美の目に留まる
出版が決まる
写真集“浅田家”出版される
政志 29歳 写真集は笑っちゃう程 全然売れなかったら
“赤々舎”のアルバイト
政志 30歳
“浅田家”が“第34回木村伊兵衛写真賞(2008年度)”を獲る
↑ 新人を対象とし写真界の芥川賞とも呼ばれる
この時の審査員は篠山紀信、藤原新也、他
政志は 出張家族写真撮影を始める
2011年 3月11日金 2時46分
宮城県牡鹿半島の東南東沖130kmを震源とする
Mw9.0の地震発生
2011年 4月
政志は被災地を訪れる
写真洗浄ボランティアの菅田と出会い手伝う
長男聡は麻帆と結婚し子供も出来た
政志がちっとも帰って来ないのでビデオレター
政志は様々な人と出会う
父満72歳の誕生日
政志は実家に帰る
父満 倒れる
脳梗塞 命に別条はないが 右半身に後遺症が残る
政志は華に迫られ 結婚を決断
政志は東北に戻る
被災者の家族写真を撮る
2011年 9月
被災写真 洗浄返却活動終了
2019年
父満 御他界
遺影は消防士姿
ってな設定で
浅田家の家族写真を撮影
政志と華にも子供
めでたし、めでたし
前半は喜劇色が強いので好き
中盤から 良い話系
涙々
ちょっと苦手
浅田家は
良い家族
なんだかんだ有っても
他人より
自分の家族が大事
何万人死んでも
自分の家族が生きてれば
笑っていられる
何万人が家族を失っても
葬式ごっこで
笑っていられる
ちょっと
悪趣味だけど
2020年 日本映画 127分
ブルーリボン賞 監督賞受賞
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