" 五人の斥候兵 "
監督 田坂具隆
出演 小杉勇 岡田部隊長*
見明凡太郎 藤本軍曹*斥候
伊沢一郎 木口一等兵*斥候
中村上等兵*斥候
遠藤一等兵*斥候
長野一等兵*斥候
あらすじ、ネタバレ御免
支那事変のすぐ後
走る日本兵
どんぱちどんぱち
***
国旗に対して敬礼 捧げ銃
岡田部隊は何とか地点を占拠した
200人いた戦友は 今は80人
敵軍はあっちの村に集結しつつある
後続部隊を待つ
病院自動車が来る
右腕を負傷した正木一等兵は後送を嫌がる
もう少し重傷の井上上等兵は涙を流して諦める
正木一等兵も岡田隊長に命令され諦める
天皇様から手紙が届く
我が日本に楯突く中華民国を
反省させて下さい
岡田隊長の命令
藤本軍曹は斥候となり 部下4名を率い
前面の小範村付近の敵状を捜査し
3時間以内に帰還せよ
五人は斥候に出る
3500m先
敵兵発見
トーチカ発見
塹壕発見
敵兵に見つかる
どんぱちどんぱち
逃げる
どんぱちどんぱち
3方を囲まれる
逃げる
どんぱちどんぱち
五人の斥候兵はばらばらになる
予定より2時間も遅れているのに
五人の斥候兵は誰も帰ってこない
斥候藤本軍曹 帰還
斥候長野一等兵 帰還
斥候遠藤一等兵 帰還
斥候中村上等兵 帰還
斥候木口一等兵は死んだかも
斥候木口一等兵 へろへろで帰還
皆んな喜ぶ
国歌斉唱
岡田部隊は前進攻撃に出動
死ぬまで 思う存分 戦ってくれ
海行かば 水漬く屍
山行かば 草むす屍
大君の屁にこそ死なめ
顧みはせじ
終
戦時中の戦意高揚映画
部下思いの隊長
みんな 和気 藹 々
お国の為に 大喜びで 戦っております
兵隊さん 万歳
ヴェネチア国際映画祭で文化大臣賞受賞を獲った
ヴェネチアはイタリアの都市
イタリアは日本と同盟を結ぶ直前
当時は文化省も子供に戦争の正当性を教えていた
兵隊さんを称える映画は教育上 大変よろしい
ってな背景での受賞
兵隊さん 万歳
お国の為に
トッテチッテタ
この手の映画は
なまじ 上手く作られる程
タチが悪い
1938年 日本映画 70分
ヴェネチア国際映画祭 文化大臣賞受賞
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