" ひとよ 一夜 "
監督 白石和彌
出演 佐藤健
鈴木亮平
松岡茉優
筒井真理子
MEGUMI
佐々木蔵之介
田中裕子
あらすじ、ほぼネタバレ御免
2004年５月23日
茨城県水戸あたり
タクシー会社稲村交通を営む稲村家
母裕子はタクシー運転手
子供は３人 長男亮平(16歳) 次男健 末っ子茉優
子供は皆んな怪我をしている
裕子は帰宅直後 タクシーで夫(41歳)を撥ね 殺す
夫は酒乱で子供たちに暴力を振るっていた
裕子は子供たちに
今後は自分の好きなように自由に生きなさい
15年経ったら戻って来る と言い残し
警察へ向かう
***
2019年５月23日
次男健は東京で雑誌出版社の記者 デリヘル嬢を取材
なまじ小説家を目指していたので
風俗レポートも文章が固い
末っ子茉優は茨城県石岡市あたりのスナック勤務
長男亮平(31歳)は電気店勤務で専務
子供の頃からの吃音(緊張した時だけ)は治らず
稲村交通は亡父の義理の兄が引き継ぎ
稲丸交通と名を変えた
今はその息子が社長
稲丸交通の運転手を悩ませるのは
茉優の毎日の 仕事上がりのお迎え
酒癖が悪い 絡む 吐く
今日から働き出した佐々木が迎えに行く
亮平と茉優は前と変わらず
会社に併設された家に住んでいる
夜
裕子が15年前の約束通り帰って来る
翌日
兄に呼ばれて健も帰って来る
父親の壮絶な暴力を思い出す
*
電気店の亮平に会いに妻めぐみが来る
離婚を急かす
娘の親権は自分が取るつもり
亮平は離婚に応じない構え
*
稲丸交通に
"人殺し"のビラが大量に貼られる
15年前も 同じことがあった
*
佐々木は給料から10万を前借りする
久し振りに息子(17歳・離婚した妻と暮らしている)に会う
焼肉食べて 小遣い数万円を渡す
*
稲丸交通にめぐみが来る
裕子に会ってビックリ
亮平は 父も母も死んだ と言っていた
離婚届を 置いて帰る
*
人殺し"のビラに印刷された
裕子の夫殺しに関する記事は
健が書いた
と 茉優は気づく
*
裕子は子供を父親の暴力から救った聖母
とも呼ばれたが
子供たちは 人殺しの子供 と虐められた
*
佐々木はヤクザ大悟を乗せる
佐々木も昔はその筋の人だった
大悟は佐々木の弟分だった
*
稲丸タクシーの事務員真理子の母は
呆けて徘徊して 行方不明になることしばしば
疲れる もうやだ 殺したいとも思う
*
真理子の母は川で溺れて死ぬ
*
めぐみ が来る
亮平の母が人殺しだと 初めて知った
亮平は何も言わなかった
切れる
１番の心配は娘が虐められないか
将来 結婚できるか
亮平も切れる
めぐみを叩く
*
佐々木はヤクザ大悟に指示され
シャブの運び屋を乗せる
息子だった 20万円の小遣いの為
*
佐々木は止めていた酒を飲み
裕子を乗せて消える
健 亮平 茉優は母を探す・・・
殺したい程憎い父親を
母親が殺した
母親の選択は正しかったか
親なんて
必死になっても
空回りするだけ
下らなくても
間違ってても
家族なら
巻き込まれて あげなさい
母親が手に入れてくれた
自由って何
デラべっぴん
2019年 日本映画 123分
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