「 奇跡のリンゴ 」 | 0・・映画toほげほげ

0・・映画toほげほげ

   
  
♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " 奇跡リンゴ "

 

監督 中村義洋

出演 阿部サダヲ *木村秋則

   菅野美穂

    原田美枝子

   山崎努   *美穂の父

 

 

 あらすじ、ネタバレ御免

 

 林檎が日本にやって来たのは200年前

 林檎は虫が付きやすく

 栽培が安定したしたのは農薬が普及した昭和初期

 現在 日本の林檎生産量は2位長野県 1位青森県

 (長野県で大規模栽培が始まったのは昭和15年(1940年)から)

 

  ***

 青森県中津軽郡岩木町

 

 1953年

農家の次男 秋則(4歳)は何でも分解するのが好きだった

分解すると物の仕組みが分かる

秋則は答えを見つけなければ気が済まない

答えを探して失敗も多い

 

1つ失敗したら 1つ常識を捨てる

答えを見つけるには 百も千も失敗すればいい

ってのが母っちゃん美枝子の教え

 

 *

秋則は高校卒業後 東京の電気メーカーの経理部に就職

 

 昭和45年(1970年)9月

台風9号青森襲来 リンゴ100箱落果

秋則の実家も被害を受ける 壊滅が400本 半壊が100

 

秋則は見合いをする

相手は高校時代の同級生美穂

林檎農家の1人娘

 

1971年 帰郷

22歳で結婚 木村家の婿養子になる

 

5月

林檎の花が咲く

農薬を大量に撒く

農薬の散布は

4月から10月まで年に15〜16回

 

美穂は農薬過敏症

その都度 体調が悪くなる

 

秋則は農薬散布を5回に減らす

林檎の収穫量は減るが

農薬代も減るので採算は取れる

翌年は3回 翌年は1回に減らす

 

福島正信の著書自然農法に出会う

4つの畑の内1つで無農薬に挑戦

 (美穂の親父は とっても理解ある人)

 

 

 1978年

 無農薬一年目

7月中旬斑点落葉病 褐斑病で全滅

 

 無農薬二年目

農薬の代わりになる食品(山葵とか酢とか とかとか)を探す

見つからない

 

試行錯誤の回数を増やす為4つの畑 全部を無農薬にする

 (美穂の親父は とっても理解ある人)

 

 無農薬四年目

農薬の代わりになる食品(大蒜とか生姜とか とかとか)を探す

 

 昭和57年(1982年)

 無農薬五年目

林檎畑は虫と菌の楽園になる

 (林檎農家には大迷惑)

 

美穂の親父預金になる

 (美穂の親父は とっても理解ある人)

 

 無農薬六年目

収入は0

 

 無農薬七年目

花も咲かない

冬の出稼ぎで食いつなぐ

 

 無農薬八年目

税金を滞納し4つの畑の内 2つを手放す

 

 

 無農薬九年目(1986年)

雑草の生えた土が本来の土 と気づく

 (大豆の根粒菌が虫を防ぐと気づく)

 

 無農薬十年目

春 花が咲く

秋 結実するけど小さい

 

 無農薬十一年目

出荷できるようになる

めでたし、めでたし

 

 

 

   

 

 

 

   実話を基に描かれた

 

   神に頼のんだら

   無農薬でも育つ

   奇跡のりんごを賜った

    って話

 

   じゃぁなかった

 

 

   これは

   奇跡のりんご

   じゃなく

   努力のりんご

 

   栽培が難しいからこそ

   成功すれば 高く売れる

 

 

 

    そういうこと

    人間は

    虫や菌との共存を望まない

    人間以外の生物も

    人間との共存を望んではいない

 

 

 

    僕が疑問に思うのは

    虫も食べないような果実が

    人間に安全かどうか

 

 

 

 

2013年 日本映画 129分