「 永遠の門 ゴッホの見た未来 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " AT ETERNITY'S GATE "

 

監督 ジュリアン・シュナーベル

出演 ウィレム・デフォー  *フィンセント・ファン・ゴッホ

   ルパート・フレンド   *テオドルス・ファン・ゴッホ

    マチュー・アマルリック *ポール・ガシェ医師

   エマニュエル・セニエ  *ジヌー夫人

   オスカー・アイザック  *ポール・ゴーギャン

 

 

 あらすじ、ネタバレ御免

  ***

 1887年(明治20年)頃、パリ

フィンセント(33歳)は画家

人気がない 絵は売れない

 

 

街の芸術家が 芸術家協会設立

ゴーギャンは

協会の姿勢に反発

フィンセントはその態度に共感

 

 1888年

 アルル、南フランス

画材を担いだフィンセント(35歳)が帰って来る

油絵を描く

 *

画材を担いで歩き回るフィンセント

 

 5月

街で数少ない理解者ジヌー夫人の紹介で

黄色い壁の家に引っ越す

油絵を描く

 *

画材を担いで歩き回る  フィンセント

デッサンを描く

風を感じる

 

油絵を描く

理解されない

子供にも馬鹿にされ

子供相手に本気で喧嘩

 

精神病院に入院させられる

弟のテオドルスが励ましに来る

 (テオはパリで美術商を営み それ程余裕はないが

  フィンセントに月250フラン(15円)仕送りしている)

     (当時の一般的月収は10〜45円程度)

フィンセントは時々 幻を見る 意識が抜ける

このままだと 人を殺すか 自殺するかも

自分でも怖い

退院

 

 10月

数少ない画家の友人ゴーギャンが来る

 (兄を心配するテオに頼まれた)

一緒に暮らす

 

ジヌー夫人をモデルに油絵を描く

 

ゴーギャンはフィンセントと芸術観が噛み合わない

フィンセントの急くような描き方が受け入れられない

自然を直感で写し取る やり方が受け入れられない

フィンセントの ごつごつした手法を受け入れられない

 

 12月

ゴーギャンはフィンセントにパリへ戻ると告げる

 

落胆したフィンセントは自分の耳を切る

耳はゴーギャンに渡そうとした

アルル市立病院に収容される

 

 1889年5月

サン=レミの療養所に送られる

 (費用はテオが出す)

麦刈る男を描く

 

画材を担いで走り回るフィンセント

病院を抜け出した

連れ戻される

 

 1890年5月

療養所の出所を許される

 

弟テオの勧めで

オーヴェル=シュル=オワーズのガシェ医師を主治医とする

75枚の絵を描く

 

 7月27日

フィンセントは撃たれる

宿に帰る

 

 29日

フィンセント(37歳)死去

 

 30日

葬儀

 

 

 

   

 

 

 

   「 潜水服は蝶の夢を見る 」の

   ジュリアン・シュナーベル監督作品

 

 

 

   主演のウィレム・デフォーは

   彼が演じるゴッホとは

   30も歳が違うのに

   ゴッホに見えて来るのは

   僕が生前のゴッホに会ったこがもなく

   彼の顔は彼が描く自画像でしか

   知らないから

 

   映画のマジック

 

 

   映像の下半分だけぼけているのは

   何の意図だろう

   似た手法は"潜水服は蝶の夢を見る"でも使われていた

 

 

   ゴッホが何故 撃たれたのか 誰が撃ったのかは

   判っていない   

 

 

 

     神は時を間違えた

     未来の人々のために

     神はゴッホを画家にした

 

     イエスも生きている間は

     まったく無名だった

     イエスが世に見出されたのは

     死後30年か40年のこと

 

 

 

 

2018年 アメリカ映画 110分

 ヴェネチア国際映画祭 男優賞受賞