" 大奥 "
監督 金子文紀
出演 二宮和也
柴咲コウ
堀北真希
玉木宏
白羽ゆり
板谷由夏
佐々木蔵之介
あらすじ、ネタバレ御免
男だけが罹る疫病赤面疱瘡
若い男が罹ると十人のうち八人が死に至り
男子の人口は恐ろしい勢いで減少した
根本的な治療法は見つからず
病は日本全土に広がり続け
時は正徳(1711〜1716)(江戸108〜113/265年)
気づけば男の数は女の四分の一に減っていた
上様のお成り
徳川八代将軍コウ
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***
聖徳五年（1715年）(江戸112/265年)夏
徳川七代将軍家継の御治世
町道場の師範代和也之進(十九歳)は剣術狂い
旗本家の長男
差し入れにおむすびを持って来た薬種問屋の一人娘真希
和也之進は年増と子作りに励む
男の数は女の四分の一だから元気な男は
請われれば誰とでも子作りが義務みたいな
和也之進の家は貧乏なので
和也之進は給金のいい大奥に奉公に上がると決める
家族の皆様 長らくお世話になりました
真希 転ぶ
和也之進は江戸城大奥御三之間に入る
御中臈の玉木が大奥を案内
大奥には 男が八百人
上様に御目通りが叶う御目見得以上と
御目通りが許されぬ 御目見得以下の
２つに別れている
更に その御目見得以上が
上臈御年寄 御年寄 中年寄 御中臈 御小姓など
細かい役目に別れている
御三之間は 上司の世話をする
御目見得以下で最も地位が高く御目通りも夢ではない
大奥の悉くを取り仕切っているのは
格こそ上臈御年寄より下だが大奥総取締役の佐々木様
和也之進は下の名を捨て二宮と名乗る
お四つで七代将軍になった徳川家継様が お七つで御他界
八代将軍には尾張 紀州 水戸の御三家の中から
紀州コウ公がなる
上様に謁見する越前守由夏
後の江戸南町奉行
二宮は佐々木様の推挙で御中臈に昇格
上様 初の朝の総触れで大奥にお成り
二宮は上様から御内証の方に選ばれる
しかし
御内証の方(上様の初めてのセックス相手)は
コトが済んだ後に死なねばならぬ(処女を奪った罪人として)
（二宮を御内証の方にするのが佐々木の魂胆だった)
（玉木は二番手を狙っていた)
二宮は必死の子作りに励む
二宮は打ち首
遺族には病死と伝えられる
悲しみに暮れる姉ゆり
でも
本当は
二宮は死んだ事にされて
別人として開放された
これからは町人として真希の婿になるつもり
玉木ら大奥のイケメソ五十人が暇を出される
世間では ただでさえ男不足
それがイケメソなら
宿下がりしても女に不自由なし
めでたし、めでたし
男女逆転した江戸時代の大奥の話
流行病で男が激減したから
男女が逆転したのではなく
江戸の始まりから(或いは それ以前から)
男女の立場は逆転していて
その後流行病で男が激減した
もしも
将軍様が女だったら
大奥は男の園
女が男の四倍いる世界だけど
主要登場人物は男の方が多い
2010年 日本映画 116分
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