「 羊と鋼の森 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

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監督 橋本光二郎

原作 宮下奈都

出演 山﨑賢人

    鈴木亮平

    上白石萌音

    上白石萌歌

     堀内敬子

     仲里依紗

   三浦友和

 

 

雪降る北海道の山奥

山崎は17歳だった

何とか生きていければいい と思う

 

調律師の三浦と出会う 森の匂いがした

ピアノのハンマーは羊の毛で出来ている

ピアノの弦は鋼で出来ている

ピアノは弦をハンマーで叩いて音を出すので打楽器

山崎 に迷い込む

 

 ***

山崎はピアノ調律師養成学校に入る

調律師が行う作業工程は整調・整音・調律

 

各部品の動きを整えるのが整調

88の鍵盤それぞれに24の調整箇所がある

 

音量・音質を均一に揃えるのが整音

ハンマーのフェルトの形・硬さを整える

 

調律は440Hzの音叉に共鳴するラの音を基に整える

 

 

2年で卒業

雪降る北海道の三浦が営む楽器店に就職

 

事務員の敬子

事務員だって忙しい

 

鈴木先輩山崎の教育係になる

山崎鈴木先輩の調律に同行し学ぶ

ピアノ一台の調律は2〜3時間

 

 

調律した家のお嬢さん萌音

妹の萌歌

 

2人はよく練習するので

半年に1度は 調律する

(普通でも年に1回は調律した方がいい)

 

調律師は音色も調節する

明るい音とか 硬い音とか 力強い音とか

 

 *

鈴木先輩の彼女依紗さん

 

 *

山崎鈴木先輩から萌萌姉妹の担当を任される

萌姉は秀才 萌妹は天才

萌姉は妹に劣等感を持っている

山崎も弟に劣等感を持っているので

萌姉に肩入れして萌姉好みの音色を作る

もう来なくていいと言われる

ショックで雪の上を転げ回る

他の仕事も投げ出す

 

弟に喝を入れられ仕事に復帰

 

 *

萌妹はピアノ弾けない病を発症していた

 (別に珍しい病気ではない)

  (僕はピアノを習って半年でこの病を発症し現在に至る)

それにつられて 萌姉もピアノを弾かなくなった

 

鈴木先輩依紗さんの結婚披露宴で萌姉が復帰

萌姉はピアノを食べて生きて行こうと決める

萌妹はピアノを食べられないので調律師になると決める

 

今回の調律が頗る好評だったので

山崎はコンサート調律師になると決める

めでたし、めでたし

 

 

 

   

 

 

 

   新米調律師の成長を描く

 

   音痴な僕には

   調律は無理な仕事

   出来る人は尊敬する

 

 

   そんな僕にも

   ピアノの音と指の運びが

   合ってないのが分かる

   とても大事な場面で

 

 

     聞く人で

     そんなに耳の肥えた人は少ない

      (勝手に僕の耳を基準にして)

     音色は弾く人が気分が良ければいい

     のかな

 

 

     あまりに音にこだわるのも

     面倒臭い

 

     コンサートだと

     客の数で響きが変わる

     こんな少ない客じゃ演奏できない

     なんて事にもなる

 

     客を喜ばせるのがプロなのに

 

 

 

    調律師も

    場数を踏んで成長する

 

    場数を踏んで

    注文の多い客を

    納得させる術を覚える

 

 

 

 

2018年 日本映画 134分

 

 

 

   明るく静かに澄んで 懐しい文体、

   少しは甘えてゐるやうでありながら、

   きびしく深いものを湛へてゐる文体、

   夢のやうに美しいが 現実のやうにたしかな文体

   ……私はこんな文体に憧れてゐる。

原民喜が堀辰雄著「牧歌」を読んでの感想