" First Reformed "
監督と脚本 ポール・シュレイダー
出演 イーサン・ホーク
アマンダ・サイフリッド
セドリック・カイルズ
ヴィクトリア・ヒル
***
第一改革派教会 ニューヨーク州、スノーブリッジ
オランダ人入植者により1767年により建てられた
ダッチコロニアル様式の小さな教会
2ヵ月後には250周年記念式典が行われる
イーサン牧師は手書きの日記を1年間 書くと決める
アマンダがイーサン牧師(46歳)に相談に来る
夫が心配
夫は環境保護活動に 参加し カナダで逮捕された
2週間前 私の妊娠が判明した時
温情的措置で釈放された
家でぼんやりし
この世界で 子を産むのは過ちだと
この子(20週)を殺したがってる
イーサン牧師はアマンダの家を訪ね
彼女の夫マイケル(33歳)と話す
改革のタイムリミット2015年は過ぎた
環境破壊は止められない
2050年に子供は33歳になる
その頃には
海面が60cm上昇し 世界の低地が水中に沈む
貯水池が干上がり 収穫量が50%減少
免疫低下による感染症 伝染病が蔓延
危機が押し寄せたら 社会は耐えられない
無政府状態
生きるのに適さない世界を 子供は体験する
こんな世界に 子供を産めるか?
*
イーサン牧師は
市街地にある大きく近代的な豊かライフ教会を訪ねる
セドリック主任牧師に呼ばれた
250周年記念式典の件
教会関係者以外にも 長老や執事 州知事関係者も来る
式典は豊かライフ教会が仕切っている
エド・バルクに会え
エド・バルクは巨大企業のオーナー
式典の出資者として 賞賛を欲し
すべての費用を負担した
*
豊かライフ教会で働くヴィクトリア牧師
イーサン牧師の旧友 彼を愛している
イーサン牧師の心身を心配する
(牧師は息子を失い離婚し血便も出る)
*
アマンダはガレージで
夫マイケルの手作りの自爆ベストを見つける
イーサン牧師が持ち帰る
*
イーサン牧師はマイケルに呼ばれる
マイケルはショットガンで頭を撃ち死んでいた
*
マイケルはイーサン牧師に遺書を残していた
遺書に従い環境汚染地域で葬儀を行う
ニール・ヤングの環境破壊に抗議する歌を歌い
遺灰を汚染された湖に撒く
その様子がウェブニュースに載る
*
イーサン牧師はエド・バルクと会う
式典の打ち合わせ
エド・バルクの企業は環境汚染を行う側
政治的行動は慎むよう注意される
*
イーサン牧師はアマンダから
マイケルの遺品整理の手伝いを頼まれ
彼の撮った環境汚染の写真
環境汚染のレポート パソコンなどを持ち帰る
バルク工業は世界最悪汚染企業の5番目
ちなみに1番は原子力発電企業
エネルギー会社は環境保護庁の政策を阻止し
バルク工業は業績を大幅に上げ
余ったお金を豊かライフ教会に寄付している
*
イーサン牧師の体調は悪化
先延ばしにしていた医師の診断を受ける
胃癌が疑われ 胃カメラの追加検査が決まる
*
イーサン牧師は
マイケルの手作り自爆ベストを使おうと思う・・・
環境汚染に抗議する男を
救えなかった牧師の取った決断
原題と関係ない邦題
素直に
"ファースト・リフォームド教会"でも良かったのに
今時珍しいアスペクト比 1:33
セリフやナレーシヨンが多いので疲れる
途中から日本語吹き替えに変えてみたが
声が違い過ぎて駄目
すぐに字幕に戻す
結末は
ちょっと拍子抜け
何を以って環境破壊というか
何をすれば
地球は私たちを許して下さるだろうか
癌を除きたいなら
抗癌剤による一時の不快感に耐えるしかない
石炭発電は
原子力発電を除くための一時的処置には
極めて有効な手段
それを逆に
CO²を減らすために放射能をばら撒くのを
環境保全と 金の亡者が唱えてる
そんな嘘を どこの馬鹿が信じる?
利権に群がる奴らが信じた振りをする
化石燃料をどれだけ燃やしても
地球環境はせいぜい1億年前に戻るだけ
人間にとっては未知の環境でも
地球にしてみれば ちょっとだけ若返ったようなもの
原子力発電所を1つでも減らせるなら
石炭による火力発電所が 幾つ増えても
地球は 喜んで受け入れてくれる
2018年 アメリカ映画 113分 制作費350万ドル
NY批評家協会賞 男優賞、脚本賞受賞
全米批評家協会賞 主演男優賞受賞
LA批評家協会賞 男優賞受賞
インディペンデント・スピリット賞 主演男優賞受賞
放送映画批評家協会賞 脚本賞受賞
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