" パンク侍、斬られて候 "
監督 石井岳龍
原作 町田康
脚本 宮藤官九郎
出演 綾野剛 *******
北川景子
東出昌大 ****
染谷将太 ******↑
村上淳
若葉竜也 ***25歳
近藤公園 *35歳
渋川清彦 **38歳
浅野忠信 ******⦿
永瀬正敏 ***↑
國村隼 *****
豊川悦司 ******
北の小さな藩黒和藩に やって来た1人流れ者は
街道の峠の茶屋で物乞いする巡礼を斬り殺す
この流れ者は
浪人 綾剛之進
綾剛之進は自称 超人的剣客
黒和藩 藩士 近藤主水と申す者が
卒爾ながら お尋ね申す
何ゆえ この者を斬った
綾剛之進 曰く
この者は 黒和藩に恐るべき災いをもたらす
それを事前に阻止すべく 斬った
この者は 新興宗教腹ふり党
腹ふり党により隣の牛逐藩は 壊滅状態
既に この黒和藩も 邪教の民に むしばまれている
このままでは黒和藩は滅亡するでしょう
お口添え頂き 黒和藩に お召し抱え願えれば
この藩の手助けをしてもいいよ
と
適当な事を言って綾剛之進は 近藤主水を走らせる
が
斬った巡礼は 腹ふり党じゃ無かった
綾剛之進の勘違いだった
問題は巡礼が連れていた娘
綾剛之進に女子供は斬れぬ 逃す
娘は父の復讐を誓う
*
綾剛之進の言葉を信じた近藤主水は
黒和藩 筆頭家老 豊川帯刀に報告
豊川帯刀は この一件
追いおとすのに使えるかも知れぬ
と 考えた
2人の上司たる黒和藩 藩主 黒和昌大は
全く融通の利かぬ 堅物にして偏屈
直情径行の人ゆえ 藩の政は大混乱
藩内は豊川派と國村派の 二派に分かれていた
*
豊川帯刀は
豊川派 密偵 江下レの清彦に
牛逐藩にて 腹ふり党に関する情報収集をさせる
*
豊川帯刀は綾剛之進のはったりを見抜いて
綾剛之進を飼い犬と化す
*
綾剛之進は藩主 黒和昌大にお目通りし
腹ふり党の脅威を訴える
更に
次席家老 國村主膳を愚弄
*
屋敷に帰っても怒り収まらぬ國村主膳は
國村派用人 染谷孫兵衞を呼ぶ
この者 どこにでもいる安上がりな若者
*
豊川帯刀の屋敷に居候し
自堕落な日々を送っていた綾剛之進は
その日も 酔いざましに 近所の境内を歩いていた
染谷孫兵衞が國村主膳に命じられ雇った
謎の刺客 村上五千郎が斬りかかる
腕は互角
研ぎ澄まされた技と技
精神と精神のぶつかり合い
秘技草履返し
受付嬢すっぴんあぐら
助六ちゃぶ台返し
怪奇人間炬燵
睾丸稲荷返し
カンチョー
あれ?
何たる奇遇
2人は幼馴染だった
勝負は中止
*
國村主膳は権力闘争に敗れ
屁高村のさるまわし奉行に任命される
近藤主水は國村主膳に帯同
これはこれで やってみれぱ
染谷孫兵衞は豊川帯刀の家臣になる
*
城内は平和が続く
腹ふり党は現れない
豊川の忠実な密偵 江下レの清彦の使い元馬方タツヤが
壮大なる 江下レの清彦の中間報告書を持って来る
岐阜羽島で結党した
そこかしこで 狂騒的な儀式を行い
近隣住民とのトラブルが絶えない
そんな腹ふり党ですが
結論から申し上げると
教祖 醜道乱倫才がとっくに無様に死罪になり
とっくに滅んだようです
そんなこんなで牛逐藩 至って平穏でした
と、 なれば
豊川帯刀は失脚
綾剛之進は死刑 か?
豊川帯刀はインチキ腹ふり党騒動のでっちあげを計画
綾剛之進、染谷孫兵衞、江下レの清彦、タツヤの4人に
腹ふり党 でっちあげ プロジェクト(HDP)
を任せる
4人は腹ふり党元幹部 茶山忠信に協力を頼む
江下レの清彦は茶山忠信の奉公人 けいに恋をする
*
茶山忠信 けいらは黒和藩のスラムで腹ふり布教を始める
この世の創造主は恵愚母
恵愚母は この世を人間の鼻のような形にしようと考えた
そこへ鈍鯔という男が現れ
この世をメンコのような 形にしようと言い出した
完成した世界を見て恵愚母は激怒した
恵愚母は鈍鯔の脇腹を 竹ベラで刺し
流れる血で一匹の条虫 すなわち サナダ虫を拵えた
恵愚母は条虫に 虚妄の世界を丸飲みにさせた
この世は条虫の腹の中
我々は条虫が腹に溜め込んだクソ
悪いの我々じゃない 世の中が悪い
腹を振り 神を冒涜し
おへどになって外に出よーう
腹ふり党は予想をはるかに超えて信者を増やす
どこにでもいる安上がりな若者は流行り物に飛びつく
染谷孫兵衞も入党
こうなっては豊川帯刀にも為す術も無し
その時 黒和藩 藩主 黒和昌大の御前に現れたるは
この物語の語り部
日本語を喋るニホン猿 大臼正敏・・・
パンク侍綾野剛は、切られて候
嘘からの
権力闘争からの
藩滅亡を描いた
狂った世界を風刺する
時代劇コメディ
笑える
話は破茶滅茶だが
猿の言う事はごもっとも
街に集まるのは
木偶同様の付和雷同分子
行列があれば とりあえず並び
売れていると聞けば買う
自分の脳で ものを考えないが
自分はユニークな人間であると 信じて疑わない
この社会は 腐ってる
だったら皆で力を合わせて
世の中を変えればいい?
それが しんどいから
大丈夫 大丈夫って慰め合って
だましだまし 流れてく
確かに この世は
嘘なのかもしれない
2018年 日本映画 131分
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