" LA FEMME LA PLAQUE ARGENTIQUE "
= 銀板の女
監督 黒沢清
出演 タハール・ラヒム
コンスタンス・ルソー
オリヴィエ・グルメ
マチュー・アマルリック
***
パリ郊外で電車を降りるタハル
古〜い屋敷で面接を待つ
2階へ消える女性を見かける
写真家オリヴィの面接を受ける
↑昔はファッション誌の人気カメラマンだった
タハルは写真の知識は何もないが助手に採用される
オリヴィは170年前の写真技術
ダゲレオタイプ(銀板写真)を再現している
写真の被写体は娘のコンタス
*
ダゲレオタイプ(銀板写真)の撮影は10分以上掛かる
その間、モデルは動けない
オリヴィは光にこだわる芸術家で1時間も掛かる
コンタスは そろそろモデルを止めたい
*
コンタスは植物園の職に応募
専門家ではないので不採用
でも、熱意を買われ
トゥルーズの植物園に推薦状を書いて貰う
でも、そこは家から遠いので通うのは無理
↑車でも電車でも5時間以上
*
コンタスをモデルにして
ダゲレオタイプ(銀板写真)の撮影
コンタスを固定具で拘束
今日は露光が弱く70分
*
コンタスはトゥルーズの植物園から
会って前向きに話したい旨の手紙を受け取る
喜びをタハルに伝える
でも、パパが何と言うか?
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ママは ずっと入院とていた
最期は屋敷の温室で首を吊った
パパはママが死んだ時取り乱した
今は写真と現実を混同して
生者と死者を区別できない
*
オリヴィは妻の幻覚を見る
*
タハルはレストランで
オリヴィの知人マチュから声を掛けられる
オリヴィの屋敷は開発計画区域になって
開発業者は8億円の値をつけた
色々話したら6億5千万円まで下がったけど
オリヴィを説得できないか
*
オリヴィは妻の幻覚を見る
コンタスは体調を崩し階段から倒れ落ちる
*
タハルはコンタスが死んだことにして
( タハルはコンタスが生きていると思い込み )
屋根裏に隠し (てるつもりで)
オリヴィを絶望させて屋敷を売ろうと企む・・・
黒沢清の初海外作品
ホラーというよりも
ヒューマン・ドラマ
純朴そうな 青年は
後半 金に目が眩む
幻覚だか幽霊だかは
出て来て何もしない
生者が勝手に怖がる
幻覚だか幽霊だかを
はっきり見たのは
パバと青年だけで
それぞれ別なので
幻覚だか幽霊だか
どっちか判らない
金に目が眩むと
ろくな事はない
ダゲレオタイプ(銀板写真)は
1839年(江戸233/265)にフランスで発明されたが
12年後にイングランドで写真湿板が発明され
短期間で表舞台から姿を消す
2016年 フランス/日本映画 131分
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