" 少女 "
監督 三島有紀子
原作 湊かなえ
出演 本田翼
山本美月
児嶋一哉
佐藤玲
稲垣吾郎
高校の女子演劇部?
制服の部員?翼
制服の部員?美月、他同じ制服の学生
「遺書」
子どもなんて みんな 試験管で作ればいい
選ばれた人間の卵子と精子で
優秀な人間だけを作ればいい
それがムリなら
生まれた子どもは全員 同じ服
同じ食事 同じ部屋 同じ教育 同じ保護者を与えられ
平等な環境で育てばいい
その中で 努力と才能が足りなくて落ちこぼれ
迫害されるのなら仕方ない
*
悪意を抱きながら
それを悪意と知らないふり
努力の欠片もない はしゃぐ女子高生たち
*
努力を重ねて ここまで生きてきた
迫害されるようになってからも努力は怠らなかった
自殺は敗北宣言だ
私は絶対に そんなことをしない
大丈夫
いつか必ず解放される
そう信じていた
暗い水の中に飛び込み
沈んでゆく制服の少女
***
児嶋先生の国語の授業中 (山月記(中島淳))
小説(ヨルの綱渡り)を書く翼
主役のモデルは同級生の親友美月
授業中も聞こえる美月への中傷嘲笑
美月は歩く時 左足を引きずる
*
翼 帰宅
祖母は痴呆
小説の続きを書く翼
左手に大きな古傷の痕
祖母につけられた
翼も祖母もお互いを殺したいほど嫌っている
*
美月 帰宅
左足を引きずっていたのは演技
美月は小・中学の時剣道で全国優勝した
家では まだ剣道を続けているふり
美月のラインぽいのに死ね死ねメッセージの連打
過換気症になりそうになる
*
美月は学校でも死ね死ね攻撃を受ける
過換気症で倒れて保健室
目が覚めるとベッド脇に翼
*
翼は小説を書き終える
*
国語教師児嶋は翼の小説を盗む
自分の名前で
文芸誌に投稿し新人賞を貰う
*
*
美月がいじめを受け始めるきっかけは
鳴り物入りで剣道推薦されたにも係わらず
全国大会優勝を目指した団体戦での
まさかの地区予選敗北
*
*
翼は児嶋が
淫行している証拠を掴む
児嶋は無期停職処分となる
事故って?(自殺)死ぬ
*
翼のクラスの転校生玲
(おっさんをカモにするおっさんの敵)
(5万円払わないと痴漢されたって騒ぐわよ、みたいな)
親友の死体を見た事がある、らしい
自殺の現場を見た、らしい
翼が
死ぬ瞬間を見たいと言い出す
*
夏休み
翼は小児難病病棟でボランティア
美月は特養でバイト
職員稲垣は暗い
(痴漢の冤罪を着せられたことがある)
難病病棟には死にそうな子供がいっぱい
特養には死にそうなジジババがいっぱい・・・
中島淳の山月記は
僕が高校の時(40年近く前)も国語の授業でもやった
高校時代に唯一褒められたのが
この小説の感想文だった
50年以上生きてきて
死体なら何度も見たことはあるが
( 普通に納棺の時とか )
人の死ぬ瞬間は見た事がない
蚊や蠅や蛙や鼠はいっぱい殺したが
死ぬ瞬間を見たことのあるのは
そんな虫や小動物だけ
小学生の頃は何故か
死を見るのが楽かった
心臓が止まった瞬間が死とすることもあるが
蛙は心臓を取り出しても
心臓だけで暫く動く
脳の機能停止を死とすることもあるが
やはり蛙は頭を切り落としても
跳んで逃げようとする
死とは瞬間ではなく
緩やかな移行なのか
死を見るのが苦痛になったのは
自分の死を連想するようになったからだろうか
過換気は
過呼吸と ほぼ同じだが
スポーツ選手などが
半ば故意になるのが過呼吸
ストレスなどで
意思に反してなるのが過換気
【少女】
① 年若い女の子。普通,7歳から16歳くらいまで
② 律令制の年齢区分で,17歳以上20歳以下の女子
人間は業が深い
因果応報 地獄に堕ちろ
善人なら 自分で極楽に行け