" Annie Hall "
監督 ウディ・アレン
脚本 マーシャル・ブリックマン
出演 ダイアン・キートン
ウディ・アレン
トニー・ロバーツ
ポール・サイモン
シェリー・デュヴァル
クリストファー・ウォーケン
ジェフ・ゴールドブラム
アルビーは
アニー・ホールと別れたが未練はある
今も なぜぶちこわしになったかを考えてる
1年前は愛し合ってたのに
アルビーは第二次大戦中
ブルックリン育ちの明るい少年・・ではなかった
ふくれあがる宇宙の破裂を心配していた
アルビーはコメディアンになった
彼は
人のアラを探すのが得意
被害妄想がひどい
愚痴が多い
アルビーはアニーと知り合った
アルビーはアニーと映画館の列に並ぶ
後ろの男が映画批判
フェリーニを見たが感心しない
構成が雑で
言わんとするところが不明瞭だ
「 道 」は偉大だが
否定的なエネルギーだ
「 魂のジュリエッタ」も
「 サテリコン」も甘い
結局 自己陶酔型の甘い作家だ
偉そうに語る後ろの男に苛立つアルビー
アルビーはそんな調子で
いつもイライラしてる
家のベッドでも
相手にしてくれないアニーにイライラ
浮気相手とベッドに入ろうとすれば
ケネディ暗殺の謎が気になってイライラ
アルビーとアニーは
喧嘩と仲直りを繰り返す・・・
小心者のコメディアンの
恋と人生の悩みを描いた
コントのようなコメディ
ウディ・アレンの
転機となった作品
延々と続く無意味な会話の中に
人生の意味と男女の機微を覗かせる
ウディ・アレンは
フェデリコ・フェリーニを敬愛している
1977年 アメリカ映画 93分 製作費400万ドル
NY批評家協会賞 作品賞、監督賞、女優賞、脚本賞受賞
アカデミー賞 作品賞、監督賞、脚本賞受賞
全米批評家協会賞 作品賞、主演女優賞、脚本賞受賞
LA批評家協会賞 脚本賞受賞
ゴールデン・グローブ 女優賞受賞