「 ゾラの生涯 」 | 0・・映画toほげほげ

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★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " THE LIFE OF EMILE ZOLA "


監督 ウィリアム・ディターレ
出演 ポール・ムニ
   ジョセフ・シルドクラウト


 史実を基にフィクションを交え作られた

 エミール・ゾラ
 1840年 パリに生まれる

 1862年 ナポレオン3世下のフランス、パリ
屋根裏に住む貧乏暮らしのゾラ
少年時代からの友人、画家セザンヌと同居

出版社アシェット書店で働く
社会批判の記事を新聞に投稿

1865年 「クロードの告白」刊行

1870年 普仏戦争勃発
     プロイセン側に立ってドイツが参戦
     セダンの戦いでフランスは敗北
     ナポレオン3世は捕虜となり廃位
     フランスは第三共和政となる
1871年 バリ陥落
     プロイセン側が圧倒的勝利

 1876年 「居酒屋」刊行
 社会現象を起こすほどのベストセラーとなる

1878年 セザンヌはパリを離れ故郷プロヴァンスに帰る

1879年 「ナナ」刊行
「居酒屋」の主人公の娘ナナが娼婦になり周囲の金持ちを破滅させる話し

1882年 「ごった煮」刊行
1883年 「ボヌール・デ・ダム百貨店」刊行
1884年 「生きる歓び」刊行

1885年 「ジェルミナール」刊行
炭坑における労働者の悲惨な生活を描く
暴動の引き金となる

1886年 「制作」刊行
1887年 「大地」刊行
1888年 「夢」刊行
     レジオン・ドヌール勲章受章

1890年 「獣人」刊行
1891年 「金銭」刊行

1892年 「破滅」出版
普仏戦争におけるフランス軍の無能さを描き糾弾される

1893年 「パスカル博士」刊行
1894年 「ルルド」刊行

9月 "ドレフェス事件"発生
パリ・ドイツ大使館武官宛の機密情報メモが見つかる
フランス陸軍参謀本部は砲兵大尉ドレフュスを反逆罪で逮捕
ドレフュスは無実を主張するが
有罪判決が下りギアナ沖、悪魔島へ終身流刑となる
        ( パビヨンが流刑になった島)

1897年
新任の情報部長ピカールはエステルアジが真犯人であると突止める
しかし軍上層部は権威の失墜を恐れ
ピカールを北アフリカヘ左遷し
エステルアジを軍事会議に於いて無罪とする

1898年
1月 ゾラはオーロール新聞に大統領宛の質問状を掲載し
   軍部の不正を糾弾する
2月 ゾラは名誉毀損で告発される
   裁判で有罪判決を受ける
3月 「パリ」刊行
7月 上告は棄却、禁固刑が確定 イギリスへ亡命する

1899年
ドレフュスの再審決定
ゾラは亡命先イギリスより帰国

 ドレフュスは再審で有罪となるが特赦を受ける

1902年 パリの自宅で暖炉の不完全燃焼により
     一酸化炭素中毒により死亡
    「正義」を執筆中だった

1906年 ドレフュスは無罪判決を勝ち取る


   ドレフェス事件を中心にゾラの生涯を描く

   ゾラとフランスの歴史関係が
   時間的に前後している部分がある


   真実は進化するか・・・否

   真実は不変で
   人間が進化と後退を繰り返す


  ドレフェスがユダヤ人であった為
  ドレフェス事件は各地でユダヤ人迫害へと発展する
  その真実は映画では描かれない

  映画公開当時のアメリカは
  ユダヤ人を迫害するナチス・ドイツを支持していた


 $0・・映画toほげほげ-ゾラの生涯


1937年 アメリカ映画 116分 白黒
 アカデミー賞 作品賞、脚色賞、助演男優賞受賞
 NY批評家協会賞 作品賞、男優賞受賞