「 アギーレ・神の怒り 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " AGUIRRE, DER ZORN GOTTES "


監督 ヴェルナー・ヘルツォーク
音楽 ポポル・ヴー
出演 クラウス・キンスキー
   セシリア・リヴェーラ


   あらすじ、ネタバレ御免

 スペインによるインカの征服と略奪の後
 原住民インディオの黄金郷エルドラドが
 アマゾンの奥地にあるという噂が流れた

 1560年の末、ピサロの率いる探検隊は、
 ペルーの高原からエルドラドを目ざした。

白い雲の流れと荒々しい峰の岩肌
雲のまにまに、一列縦隊で峰を下っている探検隊
その数、数百
鎧に身をかためた白人
家畜を運ぶインディオ
解体した大砲をかついで運ぶインディオ
険しい岩肌に長く長くつながっている

インディオたちが密林の道なき道を進んで行く
女を乗せた輿を運ぶインディオ

やや開けた草地で休む一行
状況は極めて困難、食料も底をつく

隊長のビサロはやむなく計画を変更する事を告げる
 40名が筏に乗り周囲の情報を集める
 メンバーは
 ウルスア分隊長とその愛人
 アギーレ副長とその娘
 宣教師カルバハル、スペイン貴族のグズマン、他
 一週間で戻らなければ全滅したものとみなし
 本隊は来た道を引き返す

密林の中の川を下る筏

4日、6日、8日と過ぎ
状況はどんどん悪化して行く

疲れ果てた隊員の中
事態が悪化すればするほどアギーレは
自分の野望に固執するようになる

存在しない目的地に向けて、筏は混沌の中を漂う
悪意をむく自然、熱病に倒れる兵士
川岸の森から放たれる矢

筏の上に一人立つアギーレ
それを嘲るように群がる猿
大見得を切るアギーレ
 これほど偉大な反逆があろうか
 やがて新世界のすべてを奪おう
 全く思いどおりに、俺たちの手で歴史を作るのだ
 神の怒りである俺は、
 神話どおり、自分の娘と結婚し子孫を残して、
 地上にかつてなかった大きな帝国を打ちたてるぞ
 俺たちが、この全大陸に君臨するのだ
 負けるものか、俺き神の怒りだ
 俺に従う者は誰か?

アギーレを乗せた筏は川の中を漂い続ける 


   アギーレ、
   カルバハル、ピサロという実在した人物をモデルに
   史実とフィクションを交えて作られた


   圧倒的な自然に翻弄される人間
   フランシス・コッポラは、この映画を見て
   地獄の黙示録の発想を得たとか


 $0・・ほげほげたらたら-アギーレ・神の怒り


1972年 西ドイツ映画 93分 製作費37万ドル
1983年 日本公開



  この映画を見てpopol vhuというドイツのグループを知り
  輸入レコード店で彼らのレコードを買い漁った
   当時はネットショップなど無かった