監督 スタンリー・キューブリック
原案 アーサー・C・クラーク
特撮 ダグラス・トランブル
出演 猿
HAL
まずは一発
リヒャルト・シュトラウスの
"ツァラトゥストラはかく語りき"
をかまして
最初の20分は猿しかでてきません
でも猿の惑星ではありません
「腹減ったウキキー」
「ウキキー」
「何かあるぞウキキー」
「何だウキキー」
「何だ、何だウキキー」
「リゲッティの
"ソプラノ、メゾ・ソプラノ、
2つの混声合唱と管弦楽のためのレクイエム"だウキキー」
「あれ、ウキキー」
「あれれ、"ツァラトゥストラはかく語りき"だウキキー」
「すごいぞウキキー」
「俺たちすごいぞウキキーーーーーー」
場面はいきなり宇宙へ
ヨハン・シュトラウスの"美しき青きドナウ"で
優雅に月旅行
月から地球への電話は1分1$
"美しき青きドナウ"から
リゲッティの"永遠の光を"で月を調査
再び
"ソプラノ、メゾ・ソプラノ、
2つの混声合唱と管弦楽のためのレクイエム"
が出てきて皆頭が痛くなっちゃった
開始から56分でようやく主役登場
精子みたいな宇宙船に乗って
ハチャトゥリアンの"ガイーヌ"からアダージョで
木星へ孤独な旅
話し相手はIBMより一歩先行くHALコンピューター
完全無欠の赤い目玉
だけどだんだんHALの挙動がおかしくなってきて
おかしいなぁ
壊れる訳ないんだけど
いつのまにか飛んでるし
3っつまとめて強制終了しちゃうし
ちっとも言う事きかないから
初期設定だかライブラリーだかフォルダーごと捨てちゃえー
止めても無駄だからね
Give me your answer
あれれ、
あれれ、虹模様グルグルのビュンビュン
そしてまた
"ソプラノ、メゾ・ソプラノ、
2つの混声合唱と管弦楽のためのレクイエム"
"永遠の光を"
そして"無限の宇宙"
リゲッチィ全開 15分
頭、破裂しそう
最後にもう一発
"ツァラトゥストラはかく語りき"
きらめく玩具が、
人びとをいっぱいのせて浮かんでる
SF映画の最高傑作
Don't think, Feel !
1968年 UK/アメリカ映画 141分 製作費1,050万ドル
アカデミー賞 視覚効果賞受賞
1983年 リバイバル上映
アーサー・C・クラークの原作を基にして作られた
のではない
原案をキューブリックとクラークが二人で考え
キューブリが映画を作り
クラークが小説を書いた
小説は映画の後に出版された