競業他者との商品やサービスの差別化は当然行うことだと思います。
SWOTで、自社の強みをさらに伸ばし、その点が外部の他者にとって手の出せないものであれば、かなりの差別化ができると思います。
私たちのような業界でも、他者とは違う業務で差別化を図る方はたくさんいます。
例えば、「資産税専門」・「元銀行マンで融資に強い」・「元税務署OBで調査に強い」など、今あげた事例は、緊急性が高く、このサービスを欲しいと思った人がいた場合、強い武器になる項目だと思います。
逆に、「経営計画の作成」・「予算管理」なんて項目は、緊急性はなく、欲しい度合いもそれほど高くならないのではと思いますので、こういった点で差別化していますと言っても、なかなか集客につながらない気がします。
独立するにあたって、当然のように「自分も何か差別化を」と考えてみるのですが、なかなか浮かばないのが実際です。
同期登録の税理士さんと話していて、「労務もできるからいいんでない」と言われましたが、差別化と言えるほど労務ができるわけでもないので、それもどうかと・・・
士業関係は、新しい商品作ったりとかがないからなかなか「差別化」は難しい業種だと思います。
実際、前述した業務を専門でやっているような方は稀で、みんな似たような業務を繰り返し行っているんではないかと思います。
結局は、どこも同じような作業をするのだけど、顧客の移動がそれほどないのは、「人と人」のつながりなのかと思います。
そこで、書籍にあるような「差別化」にとらわれず、開業までの残り時間を以下のように使おうと考えます。
○業務知識(特に労務と法務)を時間のあるかぎり吸収しよう
○少しでも多くの人と会うことを心がけよう
○疎遠になっていた知人に少しでも連絡しよう
今日も一日頑張りましょう。