先日、顧問先の経理担当者から住宅ローンの借り換えについて相談を受けました。
その方の現在の住宅ローンはフラット35の金利3.03%。
借換予定の住宅ローンは固定10年で1.6%。
借換時の諸経費を抜いても固定10年の終了時には130万円近く利息が浮く計算になりました。
ちなみに変動金利の場合は現在0.93%とのことでしたが、借換先の銀行の担当者はこちらを進めてきました。
選択肢は3つ。
結局その方は固定10年を選択しました。諸経費50万円近くを上乗せして借換を行うことになりました。変動金利はちょっと怖いけど、10年後に長期の金利が3%台を超えるかどうかは疑問だということでした。
ちなみに、住宅ローンについて所得税の「住宅借入金唐特別控除」を受けている場合、以下の点に注意が必要です。
①住宅ローンの借り換えのみに適用されるため、新規融資の中に借換以外の項目がある場合には、その部分は控除額計算の対象にはなりません。(先ほどの例の場合は、諸経費上乗せ50万円分は控除限度額計算上は対象外となります。)
②新規融資は、返済期間10年超のローンを組まなければなりません。
低金利の時代ですので、金利の見直しは家計にとって長期的にはとても良いことだと思います。