『ざんねんないきもの事典』 | 日々ぶらぶぶら

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『\おもしろい!進化のふしぎ/ざんねんないきもの事典』
2017/10/  今泉忠明監修
 
 
 
多分説明不要の本。
 
一時期、テレビで散々紹介されていたから、ほとんどの人が知ってるだろうし、どんな本か知りたい人はそっちの方見たほうがわかりやすく…しかも映像付きで説明してるので、そっちの方が絶対いい。多分、ユーチューブあたり探せばあるんじゃないかな?
 
映画化もしたようだし……なんか、知らん間に始まって、知らん間に終わってた模様。
ちょっと観に行こうかな?と思ってたのにッ!(判断が遅い)
 
あまりに人気すぎて、似たような本も大量に出てたし『わけあって絶滅しました』『あきらめない生きざま。 ――海のいきもの図鑑』とか……
アナタの知らない……別に知らなくてもいいけど、でも知ってると楽しい動物の豆知識。または人に話したくなる動物のおもしろ知識。――というジャンル??
この本も“ざんねんな”と言うよりは、動物の豆知識本……個人的にざんねんさを感じることはほぼない。たまに、うーん残念!とはなるけど。
 
しかし、『わけあって絶滅した』は子供に読ませるにはいいかも。
私も昔小学生低学年あたり??で雑誌(名前は忘れた)に特集で載っていて衝撃を受けました。特にドード。
本当にボロボロになるまで何度も読み返した。その号だけ雑誌の表紙が取れていた。
私のバイブル的存在だけど……確か引っ越しの時に捨てたんだよなー……。
 
『動物絶滅物語』と言う漫画。(なんか一時期よくCMで見た)これもショックだったマンガ。
コレの2巻に“河海豚”が載ってるんですけど、子供の頃テレビで生きている姿がよく紹介されていて、(終了間近『世界ふしぎ発見』だった気がする)中国には河にイルカがいるんだ。いいなー大人になったら見に行きたいなー……なんて思っていたら、ここに載っていて衝撃を受けた。
ぜ…絶滅したの??
昔見た時は絶対危惧種とかは言われてなかったと思うんですけど……
え?え??と思いながら読んだら……つい最近だったようで………うわぁぁああ!!ショック!?――となった。
なんというか、まぁ次回……とか、大丈夫でしょ来年で――なんて考えてると、次は無かったりする。(経験談)
よく見たら、作者…監修?同じ人だったわ。
 
――かなり話がズレましたが、その人気絶頂期の頃に、しかも““続””の方も合わせて…買っていたんですが、2、3ページ読んだだけで止まってたのをこの度漸く読み終わりました。
そんな本です。
 
 
“サイの角はただのいぼ”……と言うか、皮膚が固くなったヤツ……ツメやいぼ――とあって、「ベターマン」じゃんと興奮しました。体全体を覆うのも鎧みたいだけどブ厚い皮膚と、あって、ますますベターマンじゃんと思うなどした。
 
 
カカポ――ドードと同じじゃん。長い間、環境に適応した体になったのに、環境の変化によって滅ぶのはあっという間よね。
ざんねんないきもののガチャでカカポ当てたので、愛着がある。かわいいし。
 
 
“ミツクリエナガチョウチンアンコウのオスはメスのいぼになる”――体がくっついてメスの一部になる……にゾワッとしました。微ホラー??
スタンド“女帝”の意志が無い……というか、共存バージョンか?
チュミミミーン。
イボって……にちょいクスッとしたけど……
写真や実物をぜひ見てみたい。
 
 
“ジュウシチネンゼミ”――17年も幼虫のままなのか、長生き。
あるある、人間にもあるある。悲しい結果を迎えるのもあるある。アレ?……涙が……
 
 
“ダツ”――ってアレ?「ᕼ×ᕼ」キルアvsイカルゴ&名前忘れたけど半魚人兄妹でダーツ攻撃に使った魚?
ヒェーーェエェ……人間に刺さって出血多量で死ぬこともあるのね……マジでマンガの通りなのか……
 
 
“クロヤマアリ”――カッコウの逆?
残念というより、非道。いやクロヤマアリじゃなくて、サムライアリの方ね。
こういったことは人間社会だけじゃ無くても起きてるのね……と思うと、ツライ……
 
 
“チベットモンキー”――紹介されているより習性正よりも、チベットに住んでいないという方が残念なのでは?と思ってしまった。
名付けたの誰よ。
 
 
“サバクトビバッタ”――大量発生する蝗害で多分有名。
想像するだけで恐ろしいけど、最後はエサが無くて共食いするとあって、あんな黒い波がおさまるのはどうやってだ?……と思っていたら自滅とは悲しいけど自然のセツリを見た気がする。
 
“ドウケツエビ”――え?カイロウドウケツって動物だったの?そっちのほうが驚く。
 
 
“アブラムシ”――ふぇー身近にいる生き物だけど全く知らなかった。キモいww。
いやどうなってんの??どういう仕組み??
卵から生まれるのは全てメスっていうのは……他の生物あたりで聞いたことあるような……アレ?ジュラシックパーク??アマゾネス??
この“とくちょう"の言い方が「天の光はすべて星」(『グレンラガン』最終話タイトル)を思い出した。
 
 
"コモドドラゴン”――おぉぅ……口の中めちゃ汚くて雑菌だらけなのか……噛まれたらアカンのか……出会った時は気をつけよう。
しかしそれ以上に、"とくちょう"に記されていた「交尾しないでメスだけで繁殖をすることがある」の一文のほうが気になったんですけど!?↑上にある“アブラムシ"と同じ??
生命の神秘。
 
 
“ミツツボアリ”――これも生命の神秘。
確かテレビで観たことあったけど、大人になってみればどうやってこんなふうに……どうやって膨らんてるの?体内で消化したりしないの?とか疑問が出てくる。
自分では食べられずに……というところになんか、星新一作品味を感じる。
 
 
“チンパンジー”――口呼吸が出来るのって哺乳類では人間だけだったんだ……知らなかった。
もしかするとこの本で一番の驚きかもしれん。
先日、風邪で鼻が詰まって、鼻呼吸が全く出来なかったので、口呼吸のありがたさを実感しました。口呼吸が出来なければ死んでいた。
 
 
“マンボウ”――結構前に、スマホゲームだかでマンボウを育てるゲームがあったなー。何あったらすぐ死ぬとかで激ムズな……驚いて死ぬとか、ぶつかって死ぬとか……『吸血鬼すぐ死ぬ』のドラルク並み。
確か、プレイしたけど一瞬で終わって育てられなくて2、3日でやらなくなった記憶。
やっぱり同じ子を延々と可愛がりたいのよ……死ぬのはツラい。何度も同じ子を育てるとしてもさ……よくあるループものでループ人の心が壊れていくのがよくわかる。
マンボウゲームですら、どうにかしたくてもどうにも出来なくて自分の無力を思い知らされて、もうやめてくれ!!と思うのに……実際起こってみてくれ……ツライ。
 
そりゃ1%しか生き残らんわな。
 
 
 
“サソリ”――紫外線を当てると光るが意味はない
 
_人人人人人人人人人人人_
>    ただかっこいいだけ‼    <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
 
……とあって、『魔法陣グルグル』の光魔法「カッコイイポーズ」と、『遊戯王5Ds』ではプラシドファンだった友人との会話、
「バイクと合体するのはただカッコイイポーズを決めるためだけ」
――を思い出して、フフフとなった。
いや、友人と考えたけど、カッコイイポーズやカッコイイドローする以外用途が見えなかった。ニケやセルゲイの方はちゃんと使い道かがあったのに。
いや残念ないきものじゃないけど!(……と思いたい)
 
でも、光ってる姿見てみたいな。形と相まって本当にカッコイイとおもう。
 
 
“カメムシ”――カメムシは密室に閉じ込めると自分のニオイで死ぬ。
――と聞いたことがあった……人に話しても、本当に?と疑われ……ちょっと自分の中では都市伝説的な話になっていたネタがガチだったのか!……スッキリ。
 
 
“クマムシ”――散々、最強!無敵!ともてはやされているのを雑誌とかテレビで見たときあったけど……そうだったのか。
 
 
“カクレウオ”――残念!というよりゾワゾワした。家か!?
 
寄生虫みたい……いや、大きさ的にそれ以上……想像するだけで気持ち悪いよー。いくらナマコとはいえさ。
……というか、この本のかなり前に“ナマコは身を守るために敵に襲われたとき、内臓を吐き出す”と、あったんだけど……カクレウオ潜んで居たら一緒にお陀仏ってコト?
 
 
 
 
面白かった。
けど、星新一の作品以上にちまちまと読んでいたので、読み終わるのに時間がかかった。
故に最初あたりの話はもう覚えてない。
こういった本は何度も読むのに適してるんだろうけど……本来はサクッ…と読めるように作ってある本で、私のように一年がかりで読むようには想定されてないはず…はず?
子供とかは大好きな本は何度も何度も何度も繰り返し読んで、暗記するほど覚えるんだろうけど。
大人になるとそこまでの情熱も暇も覚える脳の容量もない。
読み終わったら、次の本が待っている。マジで積本が大量にある。
人間の大人もざんねんないきものだよな。と思いました。
 
 
 
1、ちょっぴり進化のお話
2、ざんねんな体
3、ざんねんな生き方
4、ざんねんな能力