以前とは変わってしまった彼。
彼の気持ちが分からない。
思い余って、彼へ宛てた手紙を書いた。
口で伝えると、余計なことまで言ってしまいそうなので、手紙にします。
ずっと考えていました。
私はりょうさんのことが好きだけど、りょうさんはどうなのですか。
私への気持ち、私がりょうさんを想うほど強くはないのではないでしょうか。
初めは「想われていなくてもいい、見返りはいらない、私が好きだから、それでいい」と思って、りょうさんの力になりたい、喜んでもらいたい、その一心でした。でも、私も生身の人間です。ときどき、どうしようもなく悲しくて、疲れることもあります。そこまで愛されていないのに、私だけこんなに愛して、空しく思いながらそれでも、私が笑顔で明るくしてれば、りょうさんもいい気分になるかもしれない、と思ってまた踏ん張る、その繰り返しで今までやってきました。
でも、それも限界があります。
私は本当に愛されているのだろうか、りょうさんからは愛情が見えない、そう思うのです。
そして、私がりょうさんのことを思えば思うほど、辛くなってくるのです。
恋人として付き合うというのは、お互い好きな気持ちがあってこその関係だと。
いくら片方が想っていても、もう片方がそこまで想っていないと、それは恋人同士であってはいけない。
もし、りょうさんは私のことを恋人として、たった一人の特別な女性として思えないというなら、
もう私たち、別れたほうがいいと思います。それはりょうさんが悪いのでは決してありません。人の気持ちは自然なことですから、それを否定することはできないと思います。
今一度、考えてみてほしいと思います。惰性で私と付き合っていますか。せっかく自分を思ってくれるから、ここで切るのはもったいない、とりあえずキープしておこうという程度の気持ちですか。愛していないのに、愛さなければならないと思い込んで無理をしているのではないですか。だとしたら、私はそんな関係を望んでいません。相手も私のことを心から想ってくれて、私も相手のことを負けずと劣らぬほど愛している人。もしそういう人がいなければ、一人でいたほうがずっといい。
りょうさんは何度か言っていましたよね。ツイていない、どうも気分が上がらない、何かいいことがないかなと。それは、心から愛する人が近くにいてくれないからではないでしょうか。つまり、私ではだめだということなのです。
別れることになったら、私は今よりもっと辛いと思います。でも、お互い、心から愛し愛される他の人をみつけたほうが、長い目で見ると、幸せかもしれません。
私の場合は、時間はかかるとは思いますが、それに、そんなことはもうこの先ないかもしれませんが、
それでも前を向いて進んでいかなければなりません。そのためにも、この先もこのままずるずるといくよりも、ここで関係をはっきりさせて、辛くてもしっかり現実を受け止めて、心をきりかえてやっていくつもりです。
正直な気持ちを聞かせてください。
手紙を書いたものの、ずっと出せぬままだ。
もう少し様子をみよう、もう少しだけ、今の状態を続けてみよう。
これを出すのは最後の手段だ、そう思っている。