もう私から連絡しない、と決めたものの、

このまま自然消滅で終わると、私の中では腑に落ちないというか

ずっと気になって、前に進めない気がした。

彼のはっきりした気持ちがわかれば、たとえつらい結果になっても、納得する。


彼に手紙を送ろうと思った。

以前も何度か手紙を送ろうと思っていて書いていたものがあった。

それから時間が経っていたので、

少し書き直して、思い切って以下の手紙を送った。


ことばで伝えると、余計なことまで言ってしまいそうなので、手紙にします。


りょうさんは、私たちがこのまま自然消滅になって、ほっとしているかもしれません。

でも、私ははっきりとした形で結末をむかえたいです。

そうしないと、前に進めないから。


ずっと考えていました。

私はりょうさんのことが好きだけど、りょうさんはどうなのですか。

私への気持ち、私がりょうさんを想うほど強くはないのではないでしょうか。

私は本当に愛されているのだろうか、りょうさんからは愛情が見えない、そう思うのです。

そして、私がりょうさんのことを思えば思うほど、辛くなってくるのです。


恋人として付き合うというのは、お互い好きな気持ちがあってこその関係だと。

いくら片方が想っていても、もう片方がそこまで想っていないと、それは恋人同士であってはいけない。


もし、りょうさんは私のことを恋人として、たった一人の特別な女性として思えないというなら、

もう私たち、はっきりと別れたほうがいいと思います。りょうさんはもう別れたつもりでいるかもしれません。もしそうなら、それをむし返してしまってごめんなさい。でも、私ははっきりとりょうさんの口から気持ちを聞きたいのです。それを聞かないことには、ずっともやもやしたままで、そこに立ち止まってしまって前に進めません。

もし、言いにくいなら、理由なんかいりません。「もう連絡できない、会えない」だけでもいいです。

それはりょうさんが悪いのでは決してありません。人の気持ちは自然なことですから、それを否定することはできないと思います。


もし、はっきり別れることになったら、私は今よりもっと辛いと思います。でも、お互い、心から愛し愛される他の人をみつけたほうが、長い目で見ると、幸せかもしれません。

私の場合は、時間はかかるとは思いますが、それに、そんなことはもうこの先ないかもしれませんが、

それでも前を向いて進んでいかなければなりません。そのためにも、この先もこのままの状態でいるよりも、ここで関係をはっきりさせて、辛くてもしっかり現実を受け止めて、心をきりかえてやっていくつもりです。


その他、もし私に言いたいことがあるのだったら、教えてください。

言いたくないことかもしれませんが、何か気持ちを抑えているってことはないですか。

それがりょうさんの嘘偽りない素直な気持ちなら、私は受け入れるつもりです。

良かったら、思いを隠さずに話してみてくれませんか。


りょうさんの正直な気持ちを聞かせてください。



手紙を出した日、久しぶりに彼にメールを送った。

最後の情報だと、名古屋寄りの静岡に長期出張に行っていて

家には2週間おきの週末にしか帰らないはずだ。


こんばんは。今日、手紙をお家に送りました。お家に帰ったときに読んでください。返事は急ぎませんから。


返信がきた。

こんばんは。今長野に出張していて週末も帰らないので来月読むことになってしまいますが、必ずお返事いたします。


今は長野なんだ。そんなことも知らなかった。久しぶりにきたメールに何とも言えない気持ちになり、また他人行儀的なことばに、彼への距離を感じ、また涙が出てきた。