私は危険分子である。
将来、このまま公道を走らせると、他人様を危険な目にあわせる。
もしくは、不幸に陥れる。
よって、国としては、このまま放置するわけにはいかない…。
すこし頭を冷やしなさい!
という訳ではるばるやって来ました、府中運転免許試験場。
免許停止期間を短縮する為の二日間にわたる講習の幕開けである。
私の教室には39人もの国の決まりを守らない輩が雁首を揃えた。
一時間目
行政処分に必要な書類の作成。
自分の事は自分でしなさい…。
そういう事である。
二時間目
警視庁科学なんたらによる運転適性検査。
限られた時間の中で、出題された問題に答える。
例えば、同じ図形を探しなさい…とか、
ひたすら同じ図形を限られたマスの中に描きなさい…とか、
「はい」と「いいえ」で質問に答えなさい…とか。
だんだん自分が運転に適さないのではないか…と思えてくるから不思議だ。
三時間目
講師の先生による授業。
なんでも二日目に試験があると。
交通安全とルールとマナーについてのテスト…。
この40点満点のテスト、36点取らないと日程を短縮してくれないらしい…。
おぉぉ…、こりゃ真面目に聞かねば!
そして昼食。
四時間目
再び授業
こんどは講師が別の人。
真面目に聞かねば…
真面目に…
まじめ…
ま…じ…
…すっ、睡魔が
(_ _)Zzz…
しっ、しまった!
五時間目
実車
試験場内のコースを三人一組で車を運転して回る。
…緊張である。
…一番手である。
しっ、しまった!
Keep Leftを忘れてしまった!
指導員に突っ込まれた!
「緊張してましたね(笑)」
「…はい」
「一番手ですからね」
「…はい」
最後に次回、月曜日の2回目の講習の注意事項の説明を受け
39名の不届き者たちは解散
かくして講習一日目終了…。