本日は「風のダドゥ」の5、1chミックスである。
お任せします、と中田監督に言われたので、人が訪ねて来る事なく、一人黙々と作業を始める。
全体的な音量を変える作業の為、台詞・効果音・音楽のバランスを保ちつつ、それぞれいじり出す。
気を使わなければならないのはサラウンドのレベルとサブウーハーの扱いである。
フィルムダビング時、サラウンドレベルは85dBだが、5、1ch時はLsで85dB、Rsも85dBである。
さらにサブウーハー、調子にのって使い過ぎて聞きずらくしては意味がない。
慎重に慎重に、微速前進、微速前進。
先日のフィルムダビング時とは違う神経が緊張している。
夜になって、仕上げ進行の吉岡氏登場。
一緒に見て、納品物を手渡し、作業終了。
長かった映画「風のダドゥ」の音に関する作業も一段落する。
しかし、イマジカでゼロ号見るまで、この緊張は取れることはない。
あー、どきどきしてきた。