福島県相馬市にて、防災士の資格を持つ観光協会所属、語り部の渋谷のり子さんにご案内を頂きました。
震災当時、津波は堤防を乗り越え、大洲海岸から約3.7kmの距離にある国道6号バイパスまで到達しました。原釜・尾浜地区(207名犠牲)、磯部地区などの集落が津波の被害にあいました。相馬市における震災犠牲者は458人で、避難者は最大4,545名にものぼります。
防災備蓄倉庫、通称「相馬兵糧蔵」は、有事の際に備えた防災施設として建てられ、食糧・飲料や毛布等、相馬市民3万3千人のうち、1万人3日分の備蓄がされており、防災集会所の機能を備えています。
14自治体と災害時相互応援協定を結んでおり、災害の備えを続けています。
経験から、支援物資やボランティア等の受援体制が重要とのお話でした。
実際の備蓄物資などを見学しながら、受援体制や災害時相互応援協定、いか「災害にどう備えるか?等学び多い視察となっています。
震災時最前線で避難誘導にあたり多くの人々を助け、無念にも殉職された消防団員の顕彰碑が併設されています。
消防団員さんは、最後の最後まで津波の注意喚起に取り組まれ、10名の方が犠牲になられました。