「『山北のお峰入り』ユネスコ無形文化遺産登録記念公演」
に出席させていただきました。
「お峰入り」とは、山北町共和地区に古くから伝わる民俗芸能です。お峰入りは山中で修業を行うことを意味し、修験道の儀礼が芸能化したもの。
南北朝時代に宗良親王が河村城に難を逃れた時から始まったという伝承もあり、
笛・太鼓の調べや歌詞は万葉の時代を感じさせます。天狗、獅子、おかめ、山伏、太鼓、笛などの役を88名の男性が演じます。歌や踊りはすべて口伝えで伝承されています。
近年では概ね5年ごとに公演を行う貴重な伝統芸能です(史料で確認出来る160年前文久三年から数えて今回6年ぶり21回目)。
「山北のお峰入り」を含む風流踊は、2022年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。2009年に登録されていた三浦市「チャッキラコ」を拡張するかたちで、
2022年11月、モロッコで開催されたユネスコ政府間委員会において
「風流踊」として全国41件の民族芸能が代表一覧表に記載されたものです。




