デフリンピックに県職員派遣へ | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
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神奈川県議会本会議「代表質問」初日。 
自民党から高橋栄一郎議員、補助者に神倉寛明議員が登壇しました。

「デフリンピック競技大会東京2025について」質問がありました。


2025年に日本で初めて開催される「第25回夏季デフリンピック競技大会東京2025」は、
聴覚障がい者のスポーツ推進や手話やろう者への理解を促進する絶好の機会であり、
県民の方々にデフリンピックを知っていただけるよう機運醸成を図っていくべきです。
また、県内でデフリンピックの関心が高まることで社会にろう者がいることへの気づきにつながり、
ろう者ときこえる人との壁をなくすきっかけとなり、さらには手話を普及する大きなチャンスにもなります。
そこで東京で開催される東京2025デフリンピックに向けて、
県としてどのように取り組んでいくのか、知事に見解を伺いました。


黒岩知事からは…、

ろう者の方々は、まわりから気づかれにくく、日常において様々な困難を抱えながら生活している。
共生社会を実現していくためには、そうした方々に対する理解を促進していくことが大変重要。
ろう者のオリンピックであるデフリンピックが、2025年に日本で初めて開催されることは、
障がい者スポーツの理解促進とともに、ろう者への理解やろう者が大切にしている手話の普及を進める絶好の機会になると考えている。
そこで県では、まず今年度全国8か所で予定されている「デフリンピックフェスティバル」の神奈川開催を通じて積極的な機運醸成を図るとともに、
デフリンピックの推進体制を支援するため、今後全日本ろうあ連盟への県職員の派遣も検討していく。

また機運醸成のイベント等では、当事者であるデフアスリートにもご協力を頂き、ろう者や手話の普及啓発を行っていく。
例えば、スポーツ大会に出場するろう者が、審判のホイッスルやコールが聞こえない、コーチの指示や観客の声援が聞こえない、という状況があることや
コミュニケーションの際に配慮してほしいことをお話し頂くなど、ろう者への理解を深める内容を盛り込んでいく。
県では、聴覚障がい者福祉センターにおいて手話通訳者を養成しているが、
令和4年度に手話通訳士になった方は、県所管域で6人と、大変少ない状況である。
ろう者の方が安心して生活するためには、手話への関心を高めることで、手話通訳士を目指す人を増やしていく必要がある。
そこで、デフリンピックを訪れる方に、手話通訳の仕事に魅力を感じて頂けるよう、
大会の関連イベントに合わせて手話講座を開催すると同時に、
参加者に手話通訳士養成養成講習会の周知を行い、
実行に繋げていきたい。

県としては、全日本ろうあ連盟等と連携しながら、
デフリンピックを盛り上げるとともに、
大会を契機としたろう者への理解と手話の普及を図ることで、共生社会の実現を目指していく…、旨の答弁がありました。



高橋栄一郎議員の質問項目は下記の通りです。

1.県政県政課題に対する知事の基本姿勢について
(1)税収見通しと今後の財政運営について
(2)県庁の組織再編について
(3)ヘルスケア・ニューフロンティアの取組みについて
(5)NPOの支援について

2.共生社会の実現に向けた取組について
(1)中井やまゆり園の改革について
(2)県立障害者支援施設の方向性について
(3)児童相談所の第三者評価について
(4)神奈川県再犯防止推進計画について
(5)困難女性支援法施行に向けた県の対応について
(6)第25回夏季デフリンピック競技大会東京2025について

3.県民の安全安心を守る取組について
(1)危機管理体制の強化について
(2)県有施設の避難訓練等の実施について
(3)感染症予防計画の改定について
(4)医療事故事案を踏まえた県立病院の医療提供体制について
(5)県立高校における経済に関する教育について

4.県政の重要課題について
(1)マイナンバー情報紐づけ総点検を受けた県の対応について
(2)所管外業務を一定程度承認する制度について
(3)森林環境譲与税の活用について
(4)教職員の不祥事の根絶に向けた取組について
(5)高齢者講習等の円滑な実施について