三浦半島の鳥獣被害について | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
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神奈川県議会「環境農政常任委員会」初日。

私からは、三浦半島の鳥獣被害について質問しました。


三浦半島で生息分布が広がるイノシシについては…、横須賀三浦地域では、平成25年頃から二子山山系で確認されるようになりました。
平成30年度・令和3年度に生息状況調査を実施して、その結果分布域と生息頭数が増加傾向であることを把握しています。
二子山山系は周囲を市街地に囲まれており、生息分布が拡大することにより、生活被害、人身被害が多発して脅かされる恐れがあるということで、危惧されています。
これらのイノシシが何処から来たかは、色々調べていますが、正直なところわからないというのが実態です。
基本的に樹林地に生息して、市街地を横断することはないと考えますが、
大雨の時には川沿いに流されつつ移動するということも起こりえます。
イノシシを飼われている方もいるので、そういうところからの逸失、逃げ出して定着もあり得ます。
対策としては、「かながわ鳥獣被害対策支援センター」では、センサーカメラ等による生息状況調査、市町で捕獲を行なっていない区域ややっていない手法での捕獲、ICTを活用した捕獲を実施してきました。
今後は、指定管理鳥獣制度を活用して捕獲モニタリング、効果的な捕獲方法の検討を継続していきます。
この検証結果については、県が行なっている捕獲に反映して効率化を図ることはもちろん、
「支援センター」を通じて、市町や地元捕獲者にも
情報提供をして技術支援を行なっていきます。
今後もイノシシの定着解消に向けて、個体数の減少、生息分布縮小を図るため、
市町、住民の皆様と連携した各種対策を実施していく…との答弁が自然環境保全課長からありました。



また、クリハラリス(タイワンリス)については…、
これ以上分布が広がると、在来種との競合の懸念や
被害拡大な繋がるため、分布拡大を食い止めることが重要だと考えております。
このため、新しい手法を使いながら、県としては増加する可能性のある箇所の集中的な捕獲を実施できるように試行していくとともに、
これまで市町で実施している防除対策を連携させていくことが重要です。
さらに、広域的分布状況や拡大リスクについて専門的な見地から分析して、改正された外来生物法に基づく「防除実施計画」の策定について検討を進めていきたい、
との答弁が自然環境保全課長からありました。