陸上養殖の取組み | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
<私の目指す政治活動>
 ○自立的な生活経済圏     ○誇りの持てる教育
 ○一人でも多くの三浦ファンを ○より身近な市政に

本日は「神奈川県議会 一般質問」四日目。
 
我が会派からは桝晴太郎議員・高橋栄一郎議員が登壇しました。
 
 
高橋議員より「陸上養殖の取組について」質問がありました。
 
陸上養殖は、比較的気象の影響を受けず、漁業権の調整が不要で、
海水魚養殖や漁業と縁のない地域も生産が可能となります。  
地元の観光業などと連携したビジネスも想定でき、
地域活性化の貢献も期待できます。
さらに、環境負荷の小さい陸上養殖は、SDGs達成の面でも注目され、
県民に望まれる新鮮で安全安心な水産物を安定的・持続的に供給していくと同時に、
神奈川ブランドとして、県内外に発信していくことが重要です。
 
一方、土地の利用価値の高い神奈川県では、
水産技術センターも民間企業や大学と連携し、
生産性や市場価値の高い魚介類の品種改良などの研究も必要となります。
 
三浦市の農業生産法人では、2016年に畑の中でチョウザメの淡水養殖を始め、
さらにトラウトサーモンの養殖に成功しました。
 
市内の飲食店等に出荷しており、販路や生産能力の拡大を目指してるところです。
そこで県としても、陸上養殖の可能性を研究し、
海面養殖、内水面養殖に次ぐ第三の養殖形態として
スマート養殖などの振興を図るべきで、知事の見解を問いました。
 
 
黒岩祐治知事の答弁では…
 
県内では農業法人などがチョウザメや海ブドウを海から離れた場所で養殖を行う陸上養殖が始まっており、
本県漁業の生産量が減少している中にあって、こうした新たな取組は、
水産業の活性化に繋がるものと期待される。
陸上養殖は、漁業法に基づく免許が不要というメリットがある反面、
用地確保や施設整備などの初期投資が大きいことや、
飼育に必要な水の維持管理にコストがかかるなどの課題がある。
そこで収益向上を図るため、価格の高い魚や成長が早い品種の選定、
IoTなどの先端技術を活用したスマート養殖の導入、販売方法の工夫などが求められる。
 
神奈川県水産技術センターでは、これまで、
成長を早める緑色のLEDの光を用いた飼育技術の研究などに取り組んできた。          
今後は、新たに陸上養殖を始めようとする事業者に対し、
魚の飼育や病気等に関する技術指導や施設整備に対する支援を行っていく。
また大学や国の研究機関、民間企業が持つ先端技術の情報を収集し、
IoTの活用を含め、魚の生育促進など、効率的な陸上養殖につながる技術開発を進めていく。
 
こうした取組により、陸上養殖事業者を支援し、本県における先端技術を活用した陸上養殖を振興していく、
と答えました。
 
 
 
桝晴太郎議員の質問項目は下記のとおりです。
 
1.テレワークの定着に向けた取組について
2.ヤングケアラー支援について
3.電話リレーサービスの周知に向けた取組について
4.茅ヶ崎ゴルフ場について
5.多頭飼育対策について
6.県立高校におけるSTEAM教育について
7.県立高校の老朽化対策について
 
 
高橋栄一郎議員の質問項目は下記のとおりです。
 
1.県民の安全・安心について
 (1)遠隔医療の推進について
 (2)臓器移植について
 (3)急性期の心血管疾患患者に対する適切な初期医療対応に向けた取組について
 (4)CRE感染症(カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症)の院内感染対策について
 (5)公立学校における病弱児の学びについて
2.林業・水産業の活性化とノウフク連携について
 (1)スマート林業の推進について
 (2)陸上養殖の取組について
 (3)畜産、水産、林業と福祉の連携促進について