かながわ農業アカデミー | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
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神奈川県議会本会議「一般質問」三日目。
 
 
自民党から田村ゆうすけ・渡辺紀之・河本文雄議員が登壇しました。
 
「かながわ農業アカデミーにおける就農支援について」質問がありました。
 
 
令和2年11月発表の「2020年農林業センサスの結果概要」によれば、
神奈川県内で主に農業に従事する基幹的農業従事者数は1万6,455人で、
2015年に比べ4,446人減少し、65歳以上の占める割合は64.9%と前回に比べ3.6%増加、
この五年間でも農業者の減少と高齢化がさらに進んでおり、農業の担い手を育成・確保していくことが重要です。
 
「県立かながわ農業アカデミー」は、農業の基礎から実践までを教えることにより、
高度な専門知識と栽培技術を身に付けたプロの農業経営者を育成する教育研修機関であり、
これまでに多くの新規就農者を輩出しています。
アカデミーでは、就農希望の個人や企業等からの就農相談窓口を設置し、
研修先の紹介や就農希望地の農地情報提供などを行うとともに、
研修についても、トラクターの運転に必要な大型特殊免許取得のための農業機械研修、
令和元年度からは農福連携を推進するための障害福祉事業所職員対象の農作業研修などに
取り組んでおり、まさに本県農業の担い手育成等に欠かせない拠点であります。
企業や福祉の農業参入を増やすため、かながわ農業アカデミーにおける相談や研修等
就農支援の充実強化を推進すべきだが、今後の取り組みについて知事に見解を問いました。
 
 
 
黒岩知事からは…
 
本県では農業の担い手の減少が続いており、企業等の農業参入は県内農業の新たな担い手を確保する上で重要。
また参入により、耕作放棄地の解消や雇用の受け皿の増大が期待できる。
 
そこで本県かながわアカデミーでは、農業参入を検討する企業の相談に個別に応じるとともに、
企業等の農業参入セミナーで先進事例の紹介や就農希望地域の農地情報の提供を行なっている。
 
現在県内には、96の企業が参入しており、県西部の例では、お茶の製造販売会社が、
廃業茶園を借り受け、栽培から販売まで一貫して営んでいる。
今後、本県農業の振興に向けて、企業等の参入促進していくためには、
相談や農業体験からの研修を一層充実させる必要がある。
 
そこで県では、来年度市町村と共同で開催する就農相談会にて、
個人からの相談に加え、新たに企業からの相談にも応じ丁寧に対応する。
研修の充実については、農業体験研修では
企業等の職員が参加しやすくなるよう回数を増やし、年3回(春・夏・秋)行う。
また障害福祉事業者に向けた農福連携の研修では、これまでは職員に限定していたが、
今後は障がい者本人を対象とした研修についても、検討していく。
 
こうした取り組みにより神奈川県では、企業等の農業参入を支援し、
農業の担い手をさらに育成していく、との答弁がありました。
 
 
 
 
以下、各議員の質問項目です。
 
田村ゆうすけ議員
1.新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に係る課題への対応について
 (1)ワクチン接種体制の確保に係る課題への対応について
 (2)ワクチン接種における聴覚障がい者等への対応について
2.地域のリハビリテーション充実のための専門職の活躍について
3.災害時における夜間の避難場所等への誘導方法について
4.災害廃棄物処理対策について
5.医療的ケア児への支援について
6.コロナ禍における骨髄移植の推進について
7.県立高校における保護者への緊急連絡について
 
渡辺 紀之議員
1.コロナ禍における免疫機能の維持・向上と未病改善の推進について
2.鳥獣被害対策における市町村職員の育成について
3.農地の違反転用の防止について
4.県立いせはら塔の山緑地公園の活用について
5.激甚化・頻発化する水害に備えた伊勢原市内における河川の整備について
6.文化財の防火対策について
 
河本 文雄議員
1.県政の諸課題について
 (1)神奈川県観光魅力創造協議会を活用した今後の観光施策について
 (2)県営水道事業の運営について
 (3)新しい県立総合教育センターにおける事業の充実について
2.農政の諸課題について
 (1)かながわ農業アカデミーにおける就農支援の充実について
 (2)特定生産緑地の指定に向けた取組について
3.地域の諸課題について
 (1)県営上溝団地の建替えにおける地域との連携について
 (2)小田急多摩線の延伸について
 (3)相模原市域における河川防災情報の提供と境川の整備について