三浦半島から横浜にかけての異臭問題 | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
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神奈川県議会本会議「一般質問」最終日。
 
 
自民党からは川本学議員と新堀史明議員が登壇、
私は、川本議員の質問補助を務めました。
新堀議員より「三浦半島から横浜にかけての異臭問題について」質問がありました。
 
6月4日、横須賀・三浦市内の東京湾沿岸を中心に広い範囲で異臭が発生、
「ガス臭い」「ゴムが焼けたような臭いがする」等200件以上もの通報がありました。
それ以降も月一回程度の頻度で異臭が発生、次第に社会的関心が高まります。
10月に入ってからは横浜市でも発生し、ほぼ毎週のように異臭がした時期もあり、
また10月24日には藤沢・茅ヶ崎市など相模湾側でも発生しました。
こうした事態に対し、10月に黒岩知事は小泉進次郎環境大臣と面会し、
原因究明に向けた協力依頼を行いました。
横須賀市と三浦市では、異臭の採取に成功し、分析の結果、
ガソリンに含まれる成分が検出されたとの発表がありました。
横浜市の調べでも、同様の成分が検出されています。
これらの成分は、直ちに健康に影響を及ぼすおそれはないとのことですが、
異臭問題が起こってから半年が経過しており、
一刻も早く原因を究明して異臭問題を解決し、
県民の皆様の不安を解消することが求められます。
 
県として、異臭問題についてどのように取り組んでいくのか、
環境農政局長に見解を問いました。
 
 
 
石渡環境農政局長からは…
 
今年6月から11月までに、地元市の消防局に異臭発生の通報が12回あった。
8月までの3回大気を採取し、調査を試みたが微量のため原因究明には至らなかった。
 
そこで神奈川県が横須賀市、三浦市、警察、海上保安庁に呼びかけて、
9月1日に連絡会を設置し、情報共有を図るとともに、
異臭の採取は消防局、分析は県の環境科学センターで行うことを取り決めた
(現在横須賀市内11か所、三浦市内1か所の消防署に採取のための機材を配備)。
また環境省からも異臭採取のための機材40台を借り受けて、
体制を整えた(10月14日の第2回目情報交換会からはオブザーバーとして環境省及び横浜市も参加)。
その結果ようやく10月に、計4回の採取に成功した。
これらを分析したところ、いずれもガソリンなどに含まれるイソペンタンやブタン等が検出されたことから、
原因は地震などの自然由来ではなく、
人為的な由来の可能性が高いと推測している。
また成分が微量であるため、ただちに健康に影響を及ぼすおそれはないと考える。
しかし、ガス臭やシンナー臭など日毎に通報内容が異なり、原因が複数あるとも考えられ、
異臭の発生源も辿れないことから、原因究明にはさらなる知見の集積が必要。
そこで県では、引き続き異臭の採取分析を行い、
特徴的な成分の有無などデータの収集に努めるとともに、
消防局や海上保安庁の協力を得て、原因究明につながる知見の収集に努める。
また、県民の皆様の不安解消のため、
異臭発生状況や分析結果などの情報をホームページですみやかに発信する。
さらに今後の異臭発生に備え、迅速に対応出来るよう各機関の
役割分担や連絡体制を明確化していく。
 
県としては、県民の皆さまの不安を一日でも早く解消できるよう、
地元市や国といった関係機関と連携して、異臭問題にしっかりと対応していく、
というような答弁がありました。
 
 
 
以下、新堀史明議員の質問項目です。
 
1.感染防止対策取組書の更なる普及について
2.子どもの手話習得支援について
3.米軍根岸住宅地区の返還に向けた取組について
4.大岡川河川再生計画における親水拠点の整備と周辺地域の魅力的な観光資源の発信について
5.脱炭素社会実現に向けた再生可能エネルギーの利用拡大について
6.三浦半島から横浜にかけての異臭問題について
7.県立高等学校の入学者選抜における感染症対策について
 
 
以下、川本学議員の質問項目です。
 
1.森林環境譲与税の使途公表について
2.コロナ禍における薬物乱用防止対策について
3.就職氷河期世代に対する支援について
4.災害拠点病院について
5.大規模災害に備えた消防体制の整備について
6.多摩川水系の平瀬川と三沢川の治水対策について
7.地域における子どもたちのスポーツ活動の推進について