三浦縦貫道路延伸後の交通安全・通学路対策 | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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神奈川県議会「防災警察常任委員会」が開催されました。


私からは警察関連において、
「新しい道路における交通安全対策と通学路対策について」質問しました。
8月10日、三浦縦貫道路Ⅱ期北側区間が開通しました。
今回の三浦縦貫道路の延伸に伴い、いままで交通量が少なかった道路が、
週末には渋滞が発生し、交通環境が一変しています。
新設されたインターチェンジ付近には
小学校があり、児童の通学路となっていることから、
地域住民からは交通事故の発生が懸念されており、
通学路における交通安全対策が一層必要になっています。

そこで、道路を新設する際の交通安全対策と通学路対策について議論しました。



【石川質問】道路を新設する際に、県警察はどのように道路管理者と関わるのか?
【交通規制課長 答弁】
道路法95条2において、道路管理者が道路の新設、改良を行う際には、
公安委員会の意見を聴取し、又は公安委員会と協議を行わなければならないと規定されている。
県警察は、この規定に基づき、道路を新設する際に、
道路管理者と意見の調整や協議を行っている。

【石川】道路の新設に際しては、県警察は道路管理者とどのような観点から協議を行っているのか?
【交通規制課長】交通の安全と円滑な道路環境を実現するという観点から、
計画の初期段階から交通管理上の意見が反映されるよう、調整を推進している。
また、地域住民からの要望を踏まえつつ、信号機や横断歩道等の交通規制の必要性を協議している。

【石川】新設道路へ信号機や横断歩道を設置する際の考え方について伺いたい。
【交通規制課長】信号機については、車道幅員、歩行者の滞留場所、
自動車等の交通量及び隣接する信号機との距離など、
検察庁交通局より示されている「信号機の設置指針」に準拠し、
設置を含め適切な整備を推進している。
横断歩道については、車両等の交通量及び横断歩行者が多く、
歩行者の安全を確保する必要がある場所において、
信号機の設置状況、歩行者の横断実態やその動線等
の交通実態及び道路構造を総合的に検討し、設置している。
三浦縦貫道路の延伸に伴う新設交差点については、地域住民からの要望を踏まえつつ、
同交差点が通学路に含まれることに鑑み、信号機と横断歩道を新設した。

【石川】通学路の危険箇所などは、学校関係者等と連携して点検している
と認識しているが、具体的な内容を伺う。
【交通規制課長】学校関係者、道路管理者等と
危険個所の発見及び把握のため、合同点検を実施している。
その点検で把握した危険個所に対し、道路管理者が実施する対策、
警察が実施する対策等に分類し、対応することとしている。
警察の対策としては、例えば…
抜け道として利用され通過交通が多い箇所に通行禁止規制の実施、
自動車の走行速度が速い場所については速度規制の実施等
交通規制の見直しを行うほか、
横断歩道等の道路標示が薄くなった場所については、
標示の補修実施など、交通実態や地域住民の意見を踏まえた上で、
それぞれの場所に応じた対策を推進している。


【石川】県警察で取り組んでいる通学路における交通安全対策について伺う。
【交通指導課長 答弁】通学路における交通安全対策として……
 〇通学児童の保護誘導活動、
 〇通学路における交通指導取り締まり、
 〇学校と連携した交通安全教育、等を行っている。

【石川】通学児童の保護誘導活動について伺う。
【交通指導課長】例年、4月の新入学シーズンや季節ごとの交通安全運動に合わせて、
通学路上の主要な交差点等に白バイ警察官はじめ多くの警察官を配置し
学校関係者、ボランティア等と連携した通学児童の保護誘導活動を行っている。
今年は新型コロナ感染症の影響で休校していた学校の再開に合わせて、
6月に「交通安全リスタート神奈川」と銘打ち、児童の保護融合活動を実施、
また8月には夏休み明けの小学校それぞれの始業日に合わせて保護誘導活動を実施した。

【石川】通学路における交通指導取り締まりについても伺う。
【交通指導課長】児童の安全を確保するため、登下校時間帯を中心に、
通行禁止違反や歩行者妨害違反などの取り締まりを推進している。

【石川】今後の取り組みについて伺う。
【交通規制課長】県警察においては、今後も定期的に通学路の合同点検を実施するとともに、
不慣れな小学生が登下校する新入学シーズンや長期の休み明けだけでなく、
例えば、通学路の周辺で交通事故が発生した場合、或いは今回のように
新しく道路が開通し著しく交通環境が変化した場合についても、
必要に応じて関係機関、団体と連携し、通学路における交通事故防止に取り組んでいく。